砂漠の舟 A boat at a desert

篠田節子の『砂漠の舟』を読みました。
この作家は、文章は読みやすく、集中して、読むことが出来ました。

内容が暗すぎる。
高度成長の時代に、裏日本から出稼ぎ労働者として、東京で仕事をした両親を持つ、その息子と家族の物語です。
淋しい家庭に育った反面に、温かい家庭を築こうとしますが・・・。
考えすぎで、硬すぎて・・・。
現代の環境では、多くの外部問題が出て来て・・・。
家庭がどんどん劣化、落ちていくことに・・・。

職場恋愛、子供の教育、不倫と次から次に現代の社会が抱える問題に直面して・・・。

エンデイングは救いなのか?絶望なのか?

兎に角、最近の週刊誌に出てくるような、社会問題ばかりで、暗い話でした。

私の読後評価は、3☆です。
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