tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

入院初夜

2008-03-14 22:57:34 | 日記

しばらくすると夕食の時間になり、ベッドサイドのテーブルに先ほどのナースが食事を運んできてくれる。メニューはとんかつ。
入院前に摂っていた食事よりも明らかに量が多く、しかも塩分が高くて・・・・・・おいしい。んで、完食。
午後20時に見舞い客達が病室から追い出され、そして21時には病室の消灯。よい子たちのおやすみの時間となる。消灯までヒマをもてあましていたぼくは本を読んで時間をつぶす。

その夜は鎮痛剤の効果でひどい痛みは感じなかった。ただし、眠りに引き込まれそうになった瞬間に、筋肉の緊張が解けることによってずれていた関節が元に戻ろうとして、その瞬間に足首に猛烈な痛みを感じた。痛みはすぐに治まったので、ぼくはこれで関節が元にもどったものと考えていたのだが、実は数日後に撮ったX線写真の結果では関節ははずれたままだった。残念ながら、元に戻ろうとした関節を、痛みとともに緊張した筋肉で押しとどめたに過ぎなかったようだった。
夜間、当直のナースが見回りを兼ねて定期的にぼくの様子を見に来てくれる。そのナースの来訪を覚えているのは、実は一晩中眠れなかったからだ。

翌朝、用意されたチューブ付きの尿器つまり尿瓶で排尿。局所にあてがったプラスチックにつながったチューブがなんと折れ曲がっていて、ベッド下に置いた容器に流れ出ずにシーツの上にフロー。やっちまった。・・・・・・まるで、おねしょをしたみたいだ。
その後、10分ぐらい、どうしようかあれこれ思案して躊躇していたのだが、意を決してナースコール。
当直していたナースが
「どうしました」とインターフォンで答える。
「忙しくなかったら、お願いがあるんすけど・・・・・・」
ナースは飛んできてくれて、濡れたふとんやパジャマ、および、下着を新しいものと交換してくれた。
ベッドに繋がれて身動きできない悲しさを味わった瞬間だった。・・・・・・なさけない。
朝、交代した新しいナースが、排便用におまるを用意してくれる。若い男性のナースだった。
一応、ベッドの上におまるを置いてその上にお尻を乗せて、上半身だけ起こしての排便に挑戦したものの、出ない。
まあ、便秘は入院生活では良くあることのようなので、自然に便意を覚えるまで待つことに。

コメント
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