【撮影地】神奈川県鎌倉市山ノ内189(明月院(めいげついん))(2009.9月撮影)
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秋の日はつるべ落としという。つるべとは、井戸で水を汲むための桶(おけ)のことだ。狭く薄暗い井戸の中へ落ちていくつるべは、あっという間に見えなくなるので、秋の日の短かさをぴったりと言い表している。
実際に、秋の日に鎌倉を探訪していると、日があっという間に暮れる。
しかも、夕方6時半ともなると 潮が引いたように観光客がいなくなり、7時半には人通りがなくなり店が閉まってジ・エンド。。
だから、鎌倉では秋の日の短さが特に実感される。
鎌倉十井の1つである明月院の「瓶(かめ)の井」には、鉄の輪をはめた木の桶が天井の滑車と通したロープにくくられて置いてある。
いまもなお、木の桶が使われ続けていることに一人感じ入るのだが、その当時は鉄の輪ではなく竹の箍(たが)だったのだろう。今では、竹の箍を編める人がいなくなったので、鉄の輪に変わらざるを得ないのだろう。
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