【撮影地】鎌倉市山ノ内1367(東慶寺(とうけいじ))(2009.10月撮影)
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鎌倉で「東国花の寺 百か寺」に指定されているのは11箇所。梅・彼岸桜の「東慶寺」、桜の「瑞泉寺(山桜・枝垂桜)」「安国論寺(妙法桜)」」「極楽寺(八重一重咲分桜)」、「大本山 円覚寺(桜・ぼたん)」、サンシュユの「報国寺」、ももの「英勝寺」、みつまたの「浄智寺」、山茶花の「海蔵寺」、古代ハスの「大本山 光明寺」、ぼたん「雲頂庵」である。不思議なことに、さまざまな花で人気の「長谷寺」アジサイの「明月院」やハギの「宝戒寺」は入っていない。
縁切寺、駆込寺の名前知られる東慶寺。歴代の住持はもちろん、著名な宗教家を始め哲学者や作家が眠る場所だ。
小さな山門を入ると右に庫裏があり、その奥に泰平殿と呼ばれる仏殿がある。境内の奥には、松ヶ岡宝蔵、「後醍醐天皇皇女用堂女王墓」石標や、石段の先のやぐらの中には歴代の墓塔、中央には大きな天秀尼の墓(豊臣秀頼の娘)がある。
国の重文の木造聖観音菩薩立像は、やはり尼寺である西御門にある太平寺(現在、来迎寺(らいこうじ))の本尊だったといわれる。
このブログで前に書いたが、「南総里見八犬伝」にも登場する千葉の豪族「里見義弘」は、江戸湾を渡りこの太平寺に幼馴染の青岳尼を略奪しに来た。
(http://pub.ne.jp/tetujin/?daily_id=20080420)
「だって、好きなんだもの♪」
と言ったかどうかは知らない。義弘は31歳、青岳尼は22~23歳の時のことだ。
16世紀半ばの激しくも美しい恋物語。
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