タイのお祭りでは必ずと言っていいほど催されるミス&ミスターご当地コンテスト。タイの人々も美女・美男がお好きなようで。
ちなみにチェンマイの美女の基準は色白。。
前にチェンマイを訪れた時、日本語ガイドのSNSを通じて当地の女性から連絡をもらったことがあった。日本人と話がしたいとのこと。
日本語を勉強してる学生かなと思い合うことに。
SNSで送られてきた写真は、中華系のなかなかの美人だった。ところが赤いバラの花を持って待ってますと連絡が来た待ち合わせポイントでは、それらしい女学生がいなかった。
まあ、タイ人だからね。平気で約束を破るよね。。・・・と周りを見渡せば、さっきからずっとこっちを見ている山岳系民族の女性がいた。もちろん、写真の女性とは大違い。
結局、その褐色の肌の山岳系民族の女性がその人だった。写真はどういうわけか色白に撮れたとか英語で言い訳をしてたけど、明らかに別人の写真だった。
チェンマイでも、山岳系民族と中華系が混じって暮らしている。はたから見ているぼくらには本当のところがわからないのだけど、ミスコンに出場する女性はみんな中華系だ。差別はないにしろ明らかな区別がある。
山岳系少数民族が抱える問題は、かつての日本のアイヌの人々を連想させてつらいものがある。彼らのアイデンティティはいったいどこに向かっているのだろう。
区別があっても、人々の生きやすさに対しては差別があってはならない。・・・とか、青臭いことを言ってはみるが、歴史に封じ込められた人々の苦しみをしっかりと理解する必要がある。なんて、どっかの国の環境大臣のように内容のないことを書いたりしてね( ^ω^)・・・。
ロイクラトンのお祭りを盛り上げる行事の一つ。タイの民族舞踊。タイを訪れるとショーやディナーなどでタイ舞踊を見る機会が少なくない。
指や指先の繊細な動きがタイ舞踊の大きな特徴。指先だけでなく頭の先から腰、関節、つま先まで、美しくしなやかな曲線を描く。また衣装の金色銀色の刺繍がほどこされ光を反射してキラキラと輝く。かつては王宮内でのみ舞うことが許された特別に高貴な踊りだ。
王宮外で舞われていたものもあり、こちらは庶民向け。木琴の「ラナート」、太鼓の「タポーン」、シンバルの「チン」、そしてたて笛の「ピー」と小さな銅鑼の「コーンウォン」からなる古典音楽「ピーパート」がBGM。タイにおける舞踊教育は学制に導入され,学校を舞台に展開されている。
ダンサーたちの衣装の華麗さだけではなく、豊かな表情、繊細な指の動き。艶やかな姿に魅了されっぱなし。幸せだな。
この時期、チェンマイの夜はお祭り(ロイクラトン)でごった返す。街中ではいろんなイベントが催されるもよう。
ロイクラトン・パレードもその一つ。美しく飾られたクラトンを模したフロートが街を優雅にゆく様は、チェンマイでしか見ることのできない光景。
市内のターペー門を中心に、さまざまな形をしたランタンが門前の広場をはじめとし街じゅうを華やかに彩る。
夜空にコムローイの熱気球が飛ぶのはいよいよ明日だ。
ターペー通りを歩いてたら前から野生のイノシシの群れが!
「イノシシの群れ」というのは文章上の修辞技法で、「ぶっといサバーイ・パンツの群れ」と置き換えても構わない。要は猪突猛進の日本のおばさんたちのことだ。
幅1mにも満たない石畳の歩道の上を、群れでわき見をしながら猛進してくる。ぶつかりそうになって手で合図しても、前を見ずにそのまま直進。どうやら仲間たちとの会話に夢中になってるもよう。
彼女たちの歩行マナーの悪さは、小学校の集団登校にあるのかもしれない。歩道いっぱいに横に並んで歩く。前からの人など気にも留めない。そうしたしつけの悪さが、都会の雑踏でも歩きスマホとか食べ歩きとか、道路上でのセルフィ―につながっているのだろう。歩行マナーの悪さでは中国人のマナーを凌駕する。
そしてぶつかっても絶対謝らない。。英語では彼女たちのことをスマホゾンビ(smartphone zombies)というらしい。
実は昨日、家の近くでスマホゾンビのチャリに激突され、いまだに右ひじが痛い。相手が高校生だったから潔く謝ってはくれたものの、アラサーのサバーイ・パンツだったら逆切れだろう。まじ小学校からやりなおしてほしい。
微笑みの国、タイは仏教。国民の約93%が仏教徒。仏教が社会の基礎を形作り、大きな影響を与えている。
タイの仏教はスリランカ、ビルマ、カンボジア、ラオス等南方を経由した「上座部仏教」。出家して悟りを開いた者だけが救われる教えだ。
チェンマイは、かつてラーンナータイ王国の都が置かれた歴史ある街。百を超える数の寺院が残る。ガイドブックの地図には何も書かれていない場所に突然大きな寺院が現れたりする。
寺院には、曜日ごとの仏像があり、自分の曜日によって参詣する仏像の前でお祈りをすることによって、幸せになれると考えられている。
微笑の顔や曲線の体つきがタイでは特徴的だ。タイの人々の笑顔もここからきているのかもしれない。