ラジオから流れてくる音楽にいつも癒される。イライラしている時、落ち込んだ時、そして眠れない夜。
ラジオから流れる音楽、そして言葉たち・・・。
長くさすらうその先ざきで、ぼくを待っているのは初めて目にする町や土地だけではなく、いままで気づけなかった多くのこと。
「あちこち旅をしてまわっても、自分から逃げることはできない」(ヘミングウェイ)
You can’t get away from yourself by moving from one place to another.
海中散歩@ニューカレドニア
海が生物多様性を育む。命豊穣の海。ニューカレドニア。
グレートバリアリーフに勝るとも劣らない。古代から変わらない自然な森が豊饒な海を育ててる。
世代を超えて人々が残し受け取る、海をめぐる恩恵について考えてみたりもする。
南の島の海辺で思索に耽る静かなひととき。
「人間は直に触れ合うものと関わりあうようにできているのだ。それは宇宙でも、海でもない。無限とも感じられる海も、宇宙のなかではわず一滴の水でしかない。
それでも、人間は海について多くのことを考える。たぶん宇宙のように、われわれの意識も広がり続けているのだろう。」海について、あるいは巨大サメを追った一年:ニシオンデンザメに魅せられて、モルテン・ストロークスネス (著)
学生の頃、夏休みを利用して2ヵ月ヨーロッパを旅した。発刊されたばかりの、ガリ版で印刷しホッチキス止めの「地球の歩き方」を片手のひとり旅だった。
旅先で多くの人々に出会い、お互いに旅の話を交換した。
リスボンで部屋をシェアしたカナダの青年とお茶をしてた時に、イスの下に置いたバッグごとパスポートと財布、そしてニコンの一眼レフを盗まれた。
銀行に行き、盗まれたトラベラーズチェックの再発行を依頼するも、発行元のシティバンクからの連絡待ちとなり、当座しのげる分しか再発行してもらえなかった。確か金額にして100ドル程度。当時のレートで約一週間分の滞在費だった。パスポートは日本大使館で再発行となった。
そうした手続きに追われて銀行と大使館を往復していたある日、見知らぬ地元の男から日本製のカメラを買わないかと持ち掛けられた。モノは見てないが、明らかにぼくが盗まれたカメラだ。
数年後、テレビで大沢たかお氏が主演の映画「深夜特急」に、似たようなシーンがあった。
当時、旅に慣れていない日本人が旅先で盗難にあるケースがいくつもあった。
盗まれた時は、精神的にへこむがそれを乗り越えなければならない。乗り越えたことで、人生はなんとかなるものとの思いを抱いたが、それも若気の至り。実際にはどうにもならないことがあることを、その後の人生で悟った。
苦境を乗り越えたつもりだったポルトガル。朝ごはんに何を食べてたかなんて思い出せやしない。
それでも、いろんなことに心を動かされてた若き日々。甘くほろ苦い思い出の味。
ハロウィンの夜
昨夜の喧騒。
ネットでいろいろ叩かれてるけど、日本の文化だし、自主的に節度をもってやってるしいいんじゃね。。
迎合する気持ちはないけど、過激なお祭りは世界中どこでもあるからね。
今の若者たちには東京音頭じゃダメってことで。