前回紹介した猫系トランスフォーマーの補足でござる。
写真は2003年販売の「キッズトランスフォーマー レスキューヒーロー・ゴーボッツ」のトラに変型するジョージ(GOー17、ジョージ、980円)でござる。
本シリーズをトランスフォーマーシリーズに入れるか入れないかは意見は分かれるでござるが、拙者はトランスフォーマーと名乗る以上シリーズと認めるでござる。
「キッズトランスフォーマー レスキューヒーローゴーボッツ」は2002年にハズブロの幼児向け商品ブランドであるPLAYSKOOLで製作された低年齢層向けの商品で日本でもパッケージを変更して2002年にタカラより販売されたでござる。
低年齢層向けらしく余剰部品や細かな部分が無い分ぶん簡単な変型ができ可動も手足、首といったところであるが、なかなか、どうしてバカに出来た物ではござらぬ。 拙者御勧めの商品も有るでござるよ!
本品はチーターに変形するチャック(GO-03、チャック、980円)の成型色変更品でビーストモードはトラに改められた商品でござる。
元との商品であるチャックは現在日本未販売のビーストマシーンズ版チーター(日本名、チータス)を太くして丸めて親しみやすくしたようなデザインでござる。
時期的に重なっている影響か子供向けアレンジなのかは不明でござるが、商品的にチーターをトラに塗り替えたアレンジは、ビーストウォーズ版チータス(C-3、チータス、1500円)とタイガトロン(C-8、タイガトロン、1500円)の関係に似ているでござる。
ちゅーか・・・
米国人はチーターもトラも同じでござるか?
同じ猫科でも体格が違うし顔つきも異なるのに・・・おそるべし米国人。
う~む・・・ 本品はトラとはイメージしにくいデザインでござるが、トラと断言されてしまうとなんとなくトラに見えてしまうでござるな。 (笑)
商品の褒めるべきポイントは1・2・3のおもしろ変形で、トラの頭部を90度回す事でロックが外れ、左前脚を動かすと連動して胸部が自動でグルンと回りロボットモードの頭部が出現する連動変形は圧巻でござる!
ロボットモードはビーストマシーンズ版のチーターを縮めて丸くしたようなデザインをオレンジ色に変更して縞模様を追加しただけでござるが、頭が大きくなった分、漫画チックな二足歩行的の体型なのでビーストモードよりもトラに見えるでござる。 (笑)
なお、ジョージの海外名はズバリ、タイガトロンでござるが、日本版ネーミングのモトネタや法則は不明で、後期販売分商品は説明書を兼ねた絵本は付属せず、おはなしはパッケージ裏に印刷されており変形説明書のみが付属するでござる。
しかも公式ホームページではキャラクター紹介が無いので性格などは判らないでござる?
しかしまあ、本品は意外と好感がもてるデザインであり、足の裏のニク抜き穴などもバーニアー風であったりと大味ながら作りこまれた商品でござる。
さて、今回言いたいのは米国人の感覚でござる。
普通トラと言えば黄色だと思うが、トランスーフォーマーに登場するトラは黄色くないのでござるよ?
タイガトロンの場合はチータスと色が重なるでござるからホワイトタイガーだそうでござるが?
ジョージもチャックとの差別化でオレンジ色なのでござろうか?
否! オレンジ色・・・拙者の知るかぎり米国産の虎キャラクターはオレンジ色なのでござるよ。
某クマのぷーさん、にでてくるティガーとか・・・ まあこれもプーさんと色が重なるでござるから差別化かもしれないでござるが?
某ケロッグのイメージキャラクターであるトニー・ザ・タイガーとかは他のキャラクターと色が重ならないがオレンジ色でござるが・・・コーンフロスト自体が黄色いでござるからオレンジ色かもしれないでござるが、他にも拙者が名前の知らないオレンジ色の虎達が闊歩しているでござる・・・
しかしアジア系虎キャラクターや虎型ロボットは黄色である場合が多いでござる。
一説には、欧米系人種は黄色がオレンジ色に見える(感じる?)のでオレンジ色の虎属性のキャラクターが生まれる原因かもしれないでござる?
なお、おもしろい例では「ガンダムSEED」に登場する砂漠の虎ことアンドリュー・バルトフェイトが搭乗したラゴウやガイアはオレンジ色(ガイアは赤みが強いが?)の機体でござるが、、オーブ製(アジア圏?)のムラサメは黄色い機体だったでござる・・・ このエピソードが色彩感覚を元に描かれていたのなら現実味があるでござるよな。
故に虎をモチーフにした日本製キャラクターも多く、勇者シリーズのビルドタイガーに代表する黄色いイメージカラーは多いでござる。
やはり、日本人の色彩感覚は黄色(黄色人種)でござるかな?