今日は小学生に大人気のム〇キ〇グとは全く関係ない変形ロボットを紹介するでござるよ。
マルカ株式会社より販売の変型!昆虫 ロボキングでござる。
シリーズはカブトムシ・ロボとカミキリムシ・ロボにカマキリ・ロボの3種でオープン価格でござる。
ひじょーに大味な昆虫モードでござるが、無駄にメタリック塗装を施し、頭部や羽などはクリアパーツを仕様。 その上から塗装する懲りようでござる。
しかも、ボールジョイント使用で腕が可動するでござるが、これが曲者でござる。
ポリ製のジョイントがダルダルでヘタっていたり塗装が干渉して動かしにくく、ヘタをすればボールジョイントが根元で千切れそうでござるよ(笑)。
いや~見事なチープTOYでござる。
ラインナップもクワガタムシを外しカマキリやカミキリにしたところにマニアックな拘りを感じるでござるよ。
人気昆虫を使わない潔さは子供に媚びない子供騙しなチープTOYでござる。
否!子供に媚びないのではない、商品化されない隙間を突いたマニアックな子供向けの商品でござる。
将来のコレクターに向けてのメッセージでござる。
昆虫モードでは羽根を開いて飛行モードを再現しているでござるが、ちゃんと中羽根をクリア素材で製作したところが憎いでござるよ。
大味なデザインでも、このギミックが嬉しいでござる。 過去販売された昆虫ロボで中羽根を再現したものは少ないでござる。
某RPG風の武器でござる!
流行を反映するのもチープTOYの醍醐味でござる。
カブトムシ・ロボのロボットモードは、細身の中にの力強さがあり、黒と銅色のボディが良い味をだしているでござる。
武器も力強そうなアックス系の武器でござる。
写真では判りにくいが、ロボットの顔もレトロっぽく味わいぶかいでござる。
カブトムシ・ロボの足はカミキリムシ・ロボと同じく、八の字に横に可動し転倒防止のために前後に動かないでござる。
が!バランスが悪いので後ろに引っくり返るでござる!
しかしまあ、カミキリムシ・ロボは足が前後に若干動くために立ちやすいでござる。
カミキリムシ・ロボのブルーを基調にした銀と黒のカラーリングが絶妙でござるな。
武器の方はシリンダーが付いた剣でござる・・・用途は不明でござる。
カマキリ・ロボはカマキリの特徴でもあるカマを取り外し鉤爪とドリルに交換するでござる・・・ドリル? ドリル! ドリル~! ドリルでござる。男の武器ドリルでござる。
カマキリにドリル!
意表を突いたオプションでござる。 案外、最強のカマキリ・ロボかもしれないでござる。 しかし、カラーリングはカマキリらしい緑系でロボットらしさを強調する銀色が良い味を出しているでござる。
3体とも共通して言える事でござるが、ロボットモードのデザインが、1970年代後半から1980年代前半の特撮ロボット怪人を想わせるでござるよ。
拙者コレが一番気に入った処でござる。
新しい様でレトロなデザイン。 奥が深いでござるな。
ただ、残念なのはパッケージがスライド式ブリスターなのは良いが、台紙がロボット然としたデザイン(3種共通)で有る事・・・緑系の台紙にすればパチモンティスト全開でござるのに残念でござる。 それでも、チープTOYコレクターとしては抑えておきたい一品でござる。