ごきげんようでござる!
今宵は前回触れた1986年に「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー・スクランブルシティ」商品として販売された、デストロン・コンバットロン部隊偵察兵、ボルダー(D-66、ボルター、880円)の紹介でござる。
ボルターの存在は、コンバットロン部隊の一員としてブルーティカス(D-69、ブルーティカス、5500円)に合体する事は当然でござるが、航空兵力中心のデストロン軍団に置いて初のヘリコプター変形トランスフォーマーだったりするでござる。
しかも、ヘリコプター系トランスフォーマーは何故かサイバトロン陣営の方が多かったりするでござるよ。 (拙者調べ・・・数え方により異なる?)
商品は、武器の無いヘリコプター常態(↑の写真)と付属の武器グルーガンと側面に装備するキャノン砲(説明書記載名)を装備した攻撃用ヘリコプター(アタックモード)を再現する事が可能でござる。
拙者としては余剰パーツが無くなるので攻撃用ヘリコプターが御勧めでござるが、説明書にある武器名称が違うんじゃないかと思うでござるよ。 どう考えても機体両側面の武器はキャノン砲じゃなくグルーガンかガトリング砲と呼ぶ方がシックリくるデザインでござる。 (ヘタに軍事関係の知識が有るのも考えモノでござる・・・ 気になってしょうがないでござよ。)
まあ武器造形の先端が銃身が三分割されていれば良かったでござるが、ちと残念でござるな。
さあ、ロボットモードにトランスフォームでござる!
基本のロボットモードは両腕に武装を施していない状態でござるが、余剰パーツ対策を考えれば武装モードの方が似合っていると思うでござる。
商品は小型でござるが、背中のローターと両腕のキャノン砲(?)の御蔭でボリュームが有るでござるが、実際はヘリコプター系変形ロボの特徴であり欠点であるローターは折畳みができず邪魔だったりするでござるよ(笑)。
本品は当時の商品らしく可動箇所も少ないでござるが、変形の関係で、膝が曲がるでござるが、膝が左右繋がっている為、個別に稼動するもののイマイチ有り難味がないでござるよ。
写真では解り辛いでござるが商品には手首が無いように見えるでござるが、碗部内側に拳が彫刻されているでござる(笑)。 これがまたアンバランスでござるよ!
能力値は体力(4)、知力(9)、速度(6)、耐久力(5)、地位(6)、勇気(7)、火力(7)、技能(8)で設定されており、武器はグルーガン及び両腕のキャノン砲とローターブレードによる突風でござる。
性格は目的の為なら手段を選ばず、荒っぽい飛行には誰も乗りたがらないそうでござる。
なお、TVアニメ(第52話)ではガダルカナル島に捨てられていた朽ちたプロペラ戦闘機(F4Uコルセア?)にパーソナルコンポーネントが組み込まれてヘリコプターとして復活したようでござる。
因みにトランスフォーマーには両腕が銃器となった戦闘ロボはヘリコプター系(ティルトローター機を含む)が多いような気がするが・・・気のせいでござるかな?
まあ、本商品が後のデストロン軍団のヘリコプター系兵士の先駆けとなったでござるが、名前は何故かスーパーリンク版にのみ引き継がれただけでござる?