トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

ぶら★すた

2011-01-18 23:30:41 | 劇場版・TFR

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ごきげんようでござる!

トランスフォーマーに限らず、コレクターにとっては「限定版」と冠が付く商品には弱いものでござる。

例えソレが未塗装のクリア仕様とかメッキ仕様とか汚し塗装を追加したしただけの商品であれ、限定版には弱いものでござるな。 (笑)

今宵は限定版商品の定番であるブラックバージョンなネタで、劇場版「トランスフォーマー / リベンジ」より、ディセプティコン情報参謀

サウンドウェーブ・ブラックバージョン(限定版、サウンドウェーブ・ブラックバージョン、3000円)の紹介でござる!

Photo_2 本品は2009年のキャラホビ2009にて会場限定販売された商品でござるが、イベント後e-HOBBYより少数が抽選販売されたでござる。

一応商品は日本発の限定商品という事でござるが、商品は通常販売のサウンドウェーブ(RD-04、サウンドウェーブ、2415円)の成型色変更品であり、説明書やパッケージは通常商品と共通であるが限定商品を表すLIMITEDのシールがパッケージに貼られているだけで、特別な商品設定やイベント名などは記されていないでござる。

海外初の限定商品の場合はパッケージを作り起こしているのに対して日本限定商品のパッケージには工夫が見られないのが残念でござる・・・

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まあ、日本の限定販売品の場合は少数販売ゆえに製造コストを下げる努力が優先されるのかパッケージや説明書は通常版と同じだったり、パッケージを単色で印刷するなどイマイチ有り難味がない場合があるでござる。

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そう・・・ 本品は劇場版サウンドウェーブサウンドブラスター(D-101、サウンドブラスター、2980円)のイメージでブラック仕様にしただけの商品であり、商品設定もなにも無いのでござるよ!

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しかも、本品の場合はサウンドブラスターをイメージした商品と言いつつ、元のサウインドブラスターには使われていない赤いパーツを使用しているので若干イメージが異なるなのでござるよな?

まあ、クリアレッドの使用は良いとしてももう少し濃い色合いの方が良かったでござるかな。

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ちゅーか、過去作品とは似せていない劇場版トランスフォーマーだから仕方が無い納得するも、劇場版サウンドウェーブの場合は映画本編ではヴィークルモードだけでなくロボットモードも登場せず、地球の人工衛星と一体化したサテライトモードしか登場しないので、玩具オリジナル商品的なデザインが強いのでござるよな。

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しかも、そのサテライトモードでさえも劇中とは異なるデザインでござるから、映画本編と同じデザインを求めるファンにとっては評判が悪いようでござるな?

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しかし、劇場版デイセプティコン商品らしからぬデザインは日本のファンにも受け入れられており、映画本編に玩具デザインのまま登場しなかった方が残念がられたものでござる。 (笑)

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そう、本品は元々日本での人気が高いサウンドウェーブ(17、サウンドウェーブ、2980円)のイメージを若干残しつ奇天烈なデザインに成らないアレンジでデザインされた商品でござるから、海外では未販売のサウンドブラスターをイメージした日本発の限定商品が販売されるのも当然でござる。

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海外ではサウンドブラスターを紹介してもサウンドウェーブの名前のままであり、黒いサウンドウェーブのイメージはピンとこないようでござる?

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ならば、商品名もサウンドウェーブ・ブラックバージョンではなく、サウンドブラスターの名前で販売すれば良いと思うのがファン心理でござるが・・・

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商品名がサウンドブラスターだと、パッケージや説明書を作り直さなければならず、新たにキャラクター設定まで作らなければいけないでござる。

パッケージや説明書を使いまわしてコスト削減を図るのであれば、サウンドウェーブの名前じゃないといけない大人の事情が働いたようでござるな? 

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ちゅー事で本品は、劇場版サウンドウェーブの成型色を変更したサウンドウェーブ・ブラックバージョンな訳でござる。 (笑)

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別にステルス能力を強化したサウンドウェーブとか複製クローンなどの設定も無い商品でござる。

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なお、本品の成型色は変更したとはいえ、付属のミサイルは通常版と同じ黒い成型色のままでござる。

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設定上はミサイルではなく、ラヴィッジ(RD-13、ラヴィッジ、2415円)の大気圏突入モードと云うかプロトフォームのようなモノらしいでござる?

なお、商品サイズの対比を重視するのであればEZコレクション版ラヴィッジ(EZコレクションVol.4、ラヴィッジ、525円)の方が似合うでござるな。

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しかしまあ、本品の色合いは悪くは無いのでござるが、劇場版商品としてみた場合は赤いパーツが玩具ぽくなってしまっているのでござるよな・・・

そう、本品の場合は黒い成型色だけでなくメタリック塗装で表現すればリアル感が増したと思うのでござるよな?

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如何も日本販売の限定版商品は何か足りない要素があるのでござるが、「限定版」の魔法の言葉には少々の事には目を逸らしてしまう効果があるようでござる。 (笑)

メーカー側に踊らされているとわかっていても「限定版」には弱いのがコレクターの悲しいサガなのでござるよな・・・

あの時買っておけばよかったと後悔するよりは、何故にこんなもの買ってしまったのかと後悔する方が精神的ダメージが少ないので、とりあえず迷ったら買う事にするのが鉄則でござるな!


最後の刺客?

2011-01-16 11:44:51 | TF・アニメイテッド

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ごきげんようでござる!

「トランスフォーマー アニメイテッド」の最終回が放送されたようでござるが、拙者の地区では2週遅れでござる。

今宵は「トランスフォーマー アニメイテッド」の通常販売品では最終商品となるディセプティコン・音響工作兵

サウンドウェーブエレクトロスタティック(TA-47、サウンドウェーブエレクトロスタティック、2415円)の紹介でござる!

Photo_2 本品は2010年11月のクリスマス商戦前販売された商品でもあるわけでござるが、販売準というかクリスマス商戦を狙うのであれば最後は大型商品か最終決戦仕様のウィングブレードオプティマスプライム(TA-88、ウィングブレードオプティマスプライム、4725円)で締めくくりたいものだと思うでござるが、2010年度クリスマスのトランスフォーマーは「TRANSFORMERS UNITED」シリーズの販売もあり特にクリスマス商戦用の大箱商品は用意していなかったようでござるな?

TVアニメとの連動で商品を販売していく販売戦略であれば、本シリーズは失敗した感じがしないでもないでござる・・・ まあ、問題はアニメイテッドで獲得した新規ファンを逃さず新シリーズに誘導できる事ができるかでござるが、連動したTVアニメもなしで子供心を引くのは難しいと思うでござる。 (笑)

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本品は「トランスフォーマー アニメイテッド」版サウンドウェーブ(TA-16、サウンドウェーブ、2415円)の成型色変更及びパートナーを変更した商品で、先に販売された海外版とは色合いが異なるでござる。

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なお、設定上ではサウンドウェーブが、リアルビジョン内に閉じ込めたオートボット達の相手をする為に作り出した自分自身のコピーでござるが、カラーリングは異なっているでござる。

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海外版はグレーでござるが、日本版はつや消しの黒で塗装されたボディであり、イメージ的にもG1版サウンドウェーブ(17、サウンドウェーブ、2980円)のパワーアップ版であるサウンドブラスター(D-101、サウンドブラスター、2980円)のイメージに近く成っているでござる。

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本来、サウンドブラスターは海外では未販売だったので、日本版カラーバリエーションの一つだったでござるが、海外でも定着したようで度々商品化されているでござる。

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しかも、嬉しいのか残念なのか微妙なところでござるが、付属のエレキギターはバズソーにリペイントされず、新規製作のショルダーキーボードに変形するラットバットに変更された事は嬉しいでござるよな。

しかも、リバーシブルなキーボードで禍々しいデザインとくれば趣味の世界だね~とデザインナーに関心するでござるよ。 (笑)

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流石にロボットモードはカセットロン版ラットバット(D-107、ラットバット、680円)とは似ていないでござるが、リバーシブルなキーボードも左右対称の翼になると味のあるデザインでござる。

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なお、ラットアットの設定では、電気エコーは離れた場所にある小さな物体も正確に破壊することが可能だそうでござる。

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商品はサウンドウェーブエレクトロスタィックに乗せることも可能でござる。

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無論、キーボードモードでも搭載可能でござるが、取り付け方法が方法だけに何かの宣伝用デコレーションカーの様なイメージになるでござる。

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いや~ 趣味の世界でござるな。 (笑)

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ロボットモードは胸部クリアパーツの裏側から塗装してグラフィックイコライザーのモールドを目立たせる処理を行っているでござる。

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つや消しブラックのボディと赤い炎のマーキングは愛称が良いでござるよな。

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まあ、サウンドウェーブ以上にサウンドウェーブエレクトロスタティックの方が渋いカラーリングなので上司にも見えなくないでござる。 (笑)

色の薄い海外版の方がコピーらしいかもしれないでござるな。

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しかし、そこはコピーとはいえ同一人物でござるから、能力値は体力(6)、知力(9)、速度(8)、耐久力(6)、地位(5)、勇気(8)、火力(6)、技能(9)でサウンドウェーブと同じでござる。

スタースクリーム(TA-07、スタースクリーム、3780円)のクローンとは違うでござるよな。 (笑)

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新たなるパートナーのラットバットと組んだサウンドウェーブエレクトロスタティックは複数の音を同時に奏でる事により、マインドコントロール能力は更にパワーアップしたようで人間やオートボットでさえも操る事が可能になったようでござるな。

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なお、サウンドウェーブ自身は音楽だけでなく古い西部劇にも興味をもっているそうでござる?

流石は地球生まれのトランスフォーマーでござるよな。

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なお、キーボードモードのラットバットもエレキギターモードのレーザービークも保持方法が同じなので少々手の位置には違和感があるでござる?

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なお、キーボードモードのラットバットの保持方法は反転して持たせたり、両手にキーボードを展開して持たせる事も可能でござるな。

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ちゅー事で、「トランスフォーマー アニメイテッド」商品最終No.となったサウンドウェーブエレクトロスタティックを紹介したわけでござるが、このままシリーズを終わらせるには実に勿体無いでござるよな。

本来だと本アニメは第4シーズンまで製作するよていだったでござるが、ハズブロ側とカートゥーンネットワークとの放送契約が切れる為に第3シーズンで終了したという実に米国らしい理由でござるが、日本製作作品と違い完結した最終回ではないようなので続編は作れそうでござる・・・ 願わくば日本主体で第4シーズン以降も製作してもらいたいものでござるが・・・ 次回放送作品がアレじゃあ日本主体は望めないでござるよな・・・

ここは米国側に期待して首長竜になって待つべきでござろうな!


ブラーがブラーに成った!

2011-01-13 19:22:45 | トランスフォーマー・GF

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ごきげんようでござる!

トランスフォーマー商品の場合は過去の販売された商品の成型色を変更して別商品として販売したり、成型色だけでなく頭部等の一部パーツを変更して別キャラクタの新バージョンなどとして販売されたりするでござる。

流石に成型色変更商品だと手抜きに思われてしまうでござるが、一部パーツを差し替えた商品だと態々新規製作パーツを製作してして旧商品をリニューアルするのは調整に手間がかかるようでござる?

何故に一から金型を起こして新作を造れないのでござろうかと思ってみたりもするでござるが、完全新作よりもコストが掛からないらしいでござるな?

今宵は2005年販売の「トランスフォーマー ギャラクシーフォース」版サイバトロン・情報員、ブラー(GS-01、バズソーVSブラー、3980円)の紹介でござる!

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本品は2003年販売の「超ロボット生命体 トランスフォーマー マイクロン伝説」版サイバトロン・射撃手、シルバーボルト(MC-08、シルバーボルト、1980円)の金型を利用し、パートナーマイクロンを削除して、フォースチップ対応商品に変更した商品で、日本では同じくマイクロン対応商品であるデストロン・空中攻撃兵、サンドストーム(MD-04、サンドストーム、1980円)をフォースチップ対応商品に改良されたデストロン・空中攻撃兵、バズソーとのVSセットでのみ販売されたでござる。

海外ではTVアニメに登場しなくとも商品数を増やしたいだけのアイテムで単品販売ござが、日本では成型色変更商品は売れない土壌ができてしまったので、販売数の偏りをなくすべくVSセットでのみ販売された訳でござる。

おかげで、販売価格が上がった為に買い辛い商品となった訳でござるが、如何もタカラトミーと成った現在でも販売価格を抑える単品販売を軽視してセット販売にする販売戦略が続いているようでござる?

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さて、本品は1986年販売の「戦え!超ロボット生命体 トランスーフォーマー2010」商品のサイバトロン・情報員、ブラー(C-79、ブラー、1500円)をイメージした商品でござるが、実はマイクロン伝説版シルバーボルトの海外名はブラーだったりするので、本品は所謂セルフパロディ的な仕様変更なのでござるよな。

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商品は惑星スピーディアのフォースチップが付属し、タイヤもスピーディア系トランスフォーマーの特徴であるクリア成型のタイヤを装備しているでござるが、設定上はセイバートロン星出身のトランスフォーマーで、惑星スピーディアに情報収集の為に送られた一人だったりするでござる。

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商品はマイクロンジョイント凸が廃止され、リアウィング周りのパーツ及びミサイルランチャーを変更した商品である為に随分とイメージは変わっているでござるが、妙なミサイルの形状以外は違和感の無いデザインでござる。

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ヴィークルモードではミサイルを発射する事ができないでござるが、フォースチップをイグニッションすることでフライトモードに変形するでござる。

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本来のパートナーマイクロンを必要とするフライトモードの変形でござるが、フォースチップの対応により随分と安っぽくなった気がするのでござるよな? (笑)

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なお、新造されたミサイルランチャー(サイドブラスト)はマイクロンなしでも、フライトモードで発射可能になるでござる。

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ただ、このミサイル発射スイツチは内側に折りたたまれる為に、スイッチが押しにくい構造であり、ミサイルのデザインも表現しがたいデザインなのが気になるところでござる?

改良品の宿命で何かゴテゴテと付け足してしまうデザインは仕方が無いのでござるかな?

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因みに設定上のフライトモードはスピーデジア系トランスフォーマーと同じくスピードアップの為であり、短距離飛行を可能とする特殊能力らしいでござる。

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なお、本品はアニメ本編には登場しない玩具オリジナル商品でござるが、ヴィークルモード形態ではミサイルを外した形状で、地球移民のトランスフォーマーとして同型の赤いボディのスポーツカーと度々登場しているでござるが、ロボットモードや名前が明かされていないのでブラー本人か同型の別人なのか分からないでござる?

そう、一応セリフもあるでござるが、普通に喋っていたので別人かもしれないでござるな。 (笑)

まあ、アニメオリジナルキャラを出すのであれば、成型色変更品や改良品のトランスフォーマーにもスポットを当ててもらいたいでござる!

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ロボットモードの変形では新造頭部のお蔭でシルバーボルトとは異なるイメージであり、タイヤ及び大腿部のパーツがスモークグレーに変更されたおかげで雰囲気が良くなっているでござる。

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ただ、背中に背負った背部ユニットが重過ぎる為に、転倒を防ぐには踵部分を調整するかサイドブラストを取り外して両手に保持させる等してバランスをとる必要があるでござる。

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なお、新造頭部はG1版ブラー(アニメ版イメージ)に似せただけではなく、大きさもシルバーボルトより大きくした事でG1版玩具を思わせるバランスを再現していたりするでござる。

なるほど・・・ 並べてみるとブラーは顔が大きいイメージだったのでござるなと実感するでござる。

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なお、背部ユニットに収納された武器は、フォースチップを使ってウィングを開かないと取り出せない設計でござるが、シルバーボルトの武器であるミサイルボットとは保持方法が異なるでござる。

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さてさて、ブラーの玩具設定でござるが、卓越したスピードと洗練された危険察知能力で、敵地に忍び込むが、その姿を誰も見たことが無そうでござる。(アニメ本編では描かれていない為の方便?)

しかも、落ち着きが無い性格なうえに独自の早口ではあるが、素早い仕事ぶりは評価されているようでござるな。

能力値はパワー(7)、知力(8)、スピード(9)、耐久力(7)、地位(7)、勇気(9)、火力(8)、テクニック(9)であり、G1版ブラーとは異なるでござる。

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なお、本品の可動は元々クセの強い可動範囲である為にポージングが難しい商品でござるが、海外では評判がいいのか「TRANSFORMER UUUUNIVERSE」商品(USAエディション、スワーブ、2079円)でも販売されていたりするでござるが、十分満足のいく商品とは言いがたいでござる。

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そう、本品は旧商品改良とはいえ、折角のTVアニメ連動商品でござるから劇中エピソードの一つでも与えて商品アピールを行うべきなのでござるよな。

シリーズ1作目の「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」が今だに人気が有るのは登場キャラクターの一人ひとりを書き分けて玩具と連動させた事なのでござるよな。

たとえ商品の完成度が残念でも愛着が湧き、商品が売れた時代もあったのでござるから、完成度の良い商品もアピール度がないと買ってもらえないのが現実でござる。

本品も思ったより悪い商品ではないでござるよ!


早口ブラー

2011-01-12 18:32:01 | トランスフォーマー・2010

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ごきげんようでござる!

1986年度展開のトランスフォーマーは映画「トランスフォーマー・ザ・ムービー」を公開する為に舞台を地球から宇宙に移した結果、ヴィークルモードも地球産現行車両からSF色の強いフューチャーカーなデザインが求められたでござる。

サイバトロン情報員、ブラー(C-79、ブラー、1500円)もフューチャーデザインなスーパーパーカーに変形する次世代戦士の一人でござる。

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日本では映画「トランスフォーマー・ザ・ムービー」の一般公開が遅れた為に映画設定時の2005年より5年後の世界を舞台にしたTVアニメ「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010」商品として販売されたでござる。

なお、商品上は海外版も日本版も同じでござるが、本品に付属するキャラクターカードは出荷時期によりデザインが異なっているかもかもしれないでござる?

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本品のヴィークルモードはスーパーカーと記載されているでござるが、ホバータイプのヴィークルちゅーかエアーカーとも呼ばれるSFメカであり、1980年代のSF感ではヒューチャーカーと言えばタイヤが無い車で宙に浮いて移動するメカニックだったでござるな。

まあ、現在のSF感で言えば本デザインも1960年代頃のレトロヒューチャーなメカニックと大差が無いかもしれないでござる? (笑)

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商品は現代だとSF感を強調する為にクリアパーツを多様するものでござるが、本品にはメッキパーツやクリアパーツが使われていない為に大味な造形でござる。

付属のシールを貼りつけたところで完成度があがるはずもないので貼っていないでござるが、一応コレでもアニメデザインに忠実な造形なのでござるよな。 (笑)

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商品では、車輪が造形されているので転がし走行は可能なのでござるが、ヴィークルモードでは付属の武器パーツ(エレクトロレーザー)は余剰パーツであり、ハズブロの指示でミサイル発射ギミックも無くしたものでござるから遊び応えの無い商品と化しているでござる。

しかも、当時は当たり前であったダイキャスト製パーツを使用した重量感も無駄な感じがしてしまうでござる?

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ロボットモードも前から見る分には劇中デザインに頑張って似せているのでござるが、全体的にボリュームがない造形でござる。

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しかも、本品のデザインは米国側のデザインである為に当時の日本人には好みが合わなかったようでござる?

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商品の顔はハンサムな造形でありクールなキャラクターだと思ったらTVアニメでは早口で落ち着きが無い二枚目半のキャラクターだったのでござるよな。 (笑)

しかも、パッケージ等のキービジュアルのイラストではチョンマゲのお侍さん風な感じで描かれていたりするのでギャップが激しいのでござるよな。

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なお、ブラーの設定はオートボット最速のスピードで情報収集と伝達任務を確実にこなす有能な諜報員(自称)でござるが明るく早口で落ち着きがなく、ときとして臆病風に吹かれるなど若干信頼性に欠ける性格でござる。

能力値は体力(7)、知力(8)、速度(10)、耐久力(5)、地位(7)、勇気(8)、火力(7)、技能(5)であり武器はマイクロサーキットを逆流させて敵を動けなくするエレクトロレーザーでござる。

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本品はトランスフォーマーでは初(?)となる左手に盾を保持したサイバトロン戦士(C-81、レックガー1980円、説もあり?)でござるが、膝が曲がるにも関わらず可動範囲が狭い為にポージングが難しい商品でござる。

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拙者的には当時の2010商品ではは頑張っているハズと思うのでござるが、アニメ本編のイメージを伝えずらいのか、1987年に金型を改修してターゲットマスターと成ったブラー(日本未販売)は販売されず、トランスフォーマーコレクションとしても再販されないなど悲運なトランスフォーマーの一人なのでござるよな?

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なお、拙者はブラーをTVアニメ版(声、山口健)で見ていた為に初めて映画を見たときには英語(声、ジョン・モシッタ2世)でも早口で喋り、ロボットモードの動きも残像を残して素早く動く作画には大変驚かされたものでござるよ。 

流石は映画制作費40億円も貰って使い切れなかった映画だけのことは有ると関心したものでござる。 (笑)


オートボット海洋戦士

2011-01-11 03:31:44 | 劇場版・AA

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ごきげんようでござる!

艦船系トランスフォーマーは小型商品で販売される場合が多いでござるが、一般的に船とは自動車より大きい存在なのでソレなりの大きさで商品化してもらいたいものでござる。

トランスフォーマーでは初の艦船系であるシースプレー(C-64、シースプレー、500円)もミニボット商品として販売されたでござるが、昨今のミニボット商品リメイクの一環として、本来大型のヴィークルであるミニボットは大型化する傾向もあり、「オートボットアライアンス」版シースプレー(AA05、シースプレー、4410円)はボイジャークラス商品で販売されたでざる!

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本品は劇場版「TRANSFORMEAS」2010年度展開の「オートボットアライアンス」商品として販売されたでござるが、映画本編には登場しない玩具オリジナルのオートボット戦士でござる。

商品は海外販売版の「HUNT FOR THE DECEPTICONS」仕様の箱に日本語表記の取扱説明書と商品名シールを貼りつけて販売されたでござるが、成型色の一部が変更されているいるでござる。

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そう! 本品はG1版初代シースプレーと同じくヴィークルモードがホバークラフトなのでござるが、直接的に同一人物ではなくデザインも異なるホバークラフトなのでござるが、日本販売ではシースプレーの名前つながりもあり、初代玩具にイメーメージを似せるべく、プロペラ部分等の金色パーツを黄燈色に変更した商品でござる。

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しかし・・・

元々初代シースプレーとは用途の異なるホバークラフトであり、デザインも異なるホバークラフトでござるから無理に似せる必要もなく、クリアパーツの銛(ミサイル)と合間って玩具ぽい感じが強いでござる。

海外版のままでも良いのに無駄なバリエーションを増やしたものでござる・・・

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なお、商品ギミックはスプリング式で銛を打ち出すミサイルランチャー二基と転がし走行のみの地味な商品でござるが、旅客型のホバークラフトである初代シースプレーと異なり、揚陸型ホバークラフトで後部甲板に各種ヴィークルを搭載できるでござる。

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そう、大型化のメリットを最大限にアピールするヴィークルモードのデザインで、別売りのEZコレクションやスカウトクラス商品を載せて遊べる艦船系玩具ならではの商品でござる。

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設定上では、スカウトクラス商品のブリーチャー(AA07、オートボットブリーチャー、1575円)とチームを組んで、南アフリカに潜伏しているディセプティコン兵士クランクスタート(日本未販売)を追っているようでござる。

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変形はオートモフ機能やメックアライブ機能は搭載されていない設計であり、全体的なデザインも劇場版・本編登場トランスフォーマーと比べると違和感のあるデザインでござる・・・

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強いて劇場版のデザイン特徴を取り入れられたとしたら、脛部分くらいでござろうか?

まあ、本品も劇場版商品で販売する必要が無いデザインでござるが、艦船系トランスフォーマー商品が少ないのでバランスを取るためには必要でござるが・・・

スカウトクラスで販売されたデプスチャージ(RA-12、デプスチャージ、1260円)が不憫でござる・・・

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しかも、本品の顔デザインも初代シースプレーに似ている訳でも面影も無く、ショートラウンド(日本未販売CYBERTRON商品)の名前で販売しても違和感が無いような気がするでござる。 (笑)

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まあ、本品も海外販売では成型色変更で別商品として販売する前提で設計された可能性も高いでござるよな?

となると・・・ ホバークラフト繋がりでパワーラン(マイクロトランスフォーマー・コンバイナー、メトロスクワットチーム)とかストライクダウン(C-366、レーダーホバーWチーム、1200円)の他に海洋戦士繋がりでウェーブライダー(日本名、C-203、ダイバー、1600円)とかスプラッシュダウン(日本未販売プリテンダー商品)なんてものも考えられるでござる?

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しかしまあ、今更劇場版商品は前代トランスフォーマーの名前とデザインが一致しない訳でござるから似てないデザインでもシースプレーと名乗ったらシースプレー本人なのでござるよな、

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性格は分からないでござるが、能力値は体力(9)、知力(8)、速度(6)、耐久力(8)、階級(8)、勇気(8)、火力(8)、技能(5)で初代シースプレーとは大きく異なるでござる。

ボイジャークラス商品ゆえの適当な能力値でござろうな?

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なお、両腕のミサイルランチャーは劇場版商品らしく両腕に保持しないロボットモードでござるが・・・

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両足に収納された足ヒレを展開したダイブモードではミサイルランチャーを両手に保持するでござる。

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遊び心のあるデザインでござるが、劇場版トランスフォーマーらしからぬデザインでござる。

ちゅーか、伊達に5本指であるデザインを有効に活用しているでござる。

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拙者的にはシースプレーのイメージとは少々異なるでござるが、本品は海洋型トランスフォーマーとしては完成された商品でござるよな。

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陸上主体のオートボットでござるが、水中・海上戦力ではディセプティコンよりも充実していたりするのは過去作品でも同上でござる。

が! トランスフォーマーの世界観では艦船系トランスフォーマーはイロモノ的扱いだったりするのが残念でござる。

そう! 艦船系トランスフォーマーこそ最低ボイジャークラス商品で販売してもらいたいものでござるよな。