9月も終わろうとしている。学校は人事異動(転勤)の季節である。
もちろん、2学期のいまごろ、先生たちが転勤するわけではない。平成25年度当初人事とよばれる、来年4月1日発令の人事異動の準備(校長面談)が動いているのだ。
僕は現任校が5校目。1校目から2校目への転勤を除き、すべて受け持ち学年・クラスの卒業後、3月末で勤務校の仕事を終え、4月1日に転勤している。だから、現在2年めの現任校から、次の学校に転勤することは、よほどのことがない限りないはずだ。それは以下(4)による。
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僕たち学校の教職員の人事異動は、毎年9月に発表される、「平成〇〇年度当初県立学校職員人事異動実施要綱」等により行われる。今年の場合は、「平成25年度当初教職員人事異動の方針」に基づく、「平成25年度...」である。その中に、教員の人事異動(転任について)として、以下のよう記述がある。
(1)経験人事
採用以来同一校に勤務する者は、同校在職5年以内、採用後2校目の学校に勤務するものは、同校在職7年以内にそれぞれ異動を行う。
(2)計画人事
。。。採用後3校目以降の学校に勤務する者は、その能力・適正を考慮し、原則として同校在職10年以内に異動を行う。
(3)過員解消人事
省略
(4)その他
ア 同一校在職3年未満の者は、異動の対象としない。
以下省略
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お役所仕事だけではないが、世の中「実施要綱」があれば、その「細則・運用規則」に類するものがある。「平成25年度当初県立学校教職員人事異動実施要綱」にも「同・取扱要領」がある。その中に以下のような記述がある。
教員
なお、採用以来同一校に6年以上在職する者、採用後2校目の学校に8年以上在職する者、採用後3校目以降の学校に11年以上在職する者については、できるだけ早期の異動実現に努める。
実施要綱どおりには行かないのだ。
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くり返しになるが、僕は現任校が5校目である。要項では10年以内に異動を行うことにはなっているが、10年間在職しようと思えばできるのである。でも、そんなことをしていたら、僕は定年退職になってしまう。
上記実施要項の(1)から(3)は、県全体を考えて異動させたい側のルールである。異動を希望することは別に禁じられてはいない。どうしようか、実は入院中から考えていた。
いろいろ考えたが、こんな考え方の元に、校長に異動希望を提出した。
平成24年8月、これまでの人生で一番大きな病気をした。幸い手術も成功し、こうしてほぼ毎日仕事をすることができているが、教師としての残り時間のなさも痛切に感じた。---中略---
異動希望校は、通勤時間を考えた希望であると同時に、普通科・専門学科併設高等学校、特色ある教育課程を編成、実践していると思える学校である。自分の英語教師としてのキャリアの最後の挑戦、チャレンジングスピリットを満たすための選択である。
他にもいろいろ書いたが、どうなるか。