全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

JR山田線

2014-03-11 04:54:23 | 全英連参加者 2014

 あの大震災から丸3年。以下は、警察庁緊急災害警備本部による『平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の被害状況と警察措置』(3月10日更新、閲覧可)のデータである。

 〇亡くなった方
  15884人(H.26/1/10付から増減なし)
 〇行方不明の方
  2633人(H.26/2/10付から3人減)

 MSN産経ニュース(3/4付)
 『「震災関連死」の死者数が2月末現在、岩手、宮城、福島など10都県で少なくとも3032人』
 『福島県では半数超の1664人。津波や地震に起因する「直接死」の死者数1607人を上回る』
 ・・・この対策も考えなければ。

 1月11日に「震災関連死」で取り上げた時の死者数は2916人である。
 ・・・116人も増えている。
 このときの人数(2916人)のうち、1人を除き、震災発生から2年以内に死亡のはず。ここに来てこんなに増えたのは、認定が遅れていたのか、それとも新たに亡くなられる方が増加しているのだろうか。もし後者だとしたら、これは大変である。なお、共同通信(3/10付)によれば、震災関連死は3048人である。

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 4月には、三陸鉄道南リアス線、北リアス線が開通する。その間を結ぶ、JR山田線不通区間復旧が、少しずつ動いているように信じたい。そのためには、先月書いた新駅設置だけではまだまだ不十分だ。

 前から考えていたのだが、山田線(宮古~釜石)の活用方法は旅客だけなのだろうか。沿線の復旧工事関連貨物輸送や建設資材、残土の運搬にJR貨物の活躍の場が考えられないのだろうか。もちろん、路線が元の位置に敷設しなおせないことは十分わかる。鶏が先か卵が先かではないが、何とか線路をつなぎ、それを使う方法をひねり出さないかぎり、山田線の沿岸部はどうしてもじり貧になる。そしていずれ廃止になる。それはJRでも、そうではなくても同じである。どうも旅客(生活・観光)路線としての復活しか見えてこないのは、まずいのではないだろうか。
 また、同線の旅客鉄道としての復活がないと、僕の立場から見ると高校生の進路選択にも悪い影響を及ぼしているようにも思える。学校がないところに、若者は存在しにくい。それが地域の衰退につながることは、今更言うまでもないだろう。

 新駅プラスα...何か方法はないのだろうか。

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 JR山田線ではないが、JR釜石線(花巻~釜石)にSLを今年走らせる計画がある。これは、岩手県盛岡市内の交通公園に保存されていたC58 239を復元工事し、運行することを目指しているものだ。
 走行区間はここ

大きな地図で見る

 終点の釜石駅から北がJR山田線の不通区間だ。南は三陸鉄道南リアス線である。沿岸部を走らせることができれば、観光資源にもなりそうなのだが。。。

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 現任校の勤務も、もう3年になる。この仕事を続けるかぎり、卒業の時期と震災の記憶は重なり続けることになる。

 3月になったのに、まだまだ寒い日もある。できる範囲での節電&省エネは継続である。
 募金もできた。

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 地図入替(ほぼBlogzineで表示したものと同位置)
 (以上訂正:2014/10/21)


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