またですか。。。
7日(金)、定期的に実施している、【大学設置】をキーワードにニュース検索をした。長野大学の記事がヒットした。
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中日新聞ウェブサイト記事(3/7付)によれば、長野大学が「上田市」による公立大学法人化を求める要望書を、市長に提出したとのこと。
・・・長野県ではないんだね。
長野大学
昭和41年(1966年)、塩田町(現上田市)が7000万円を出資し、本州大学として公設民営方式で設立。
社会福祉、環境ツーリズム、企業情報の3学部構成。学生数は1000人。(大学院はない。)
現在1.6億円程度の私学助成を受けているが、内部留保金が50億円を超える。(補助金を受けている上でだが、無借金経営のようだ。)
いわゆる「経営体力」がある間に、『公立大学法人化により、国からの交付金で授業料を引き下げる。少子化に伴う学生数の減少や県外大学への人材の流出を防ぐ狙い。』ということのようだ。
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記事にもあったが、『自治体が設置費用を出資、学校法人が運営する「公設民営型」大学では、これまでに全国で4校が公立大学法人に移行』している。以下開学順にまとめてみた。大学名(位置:開学年-公立大学法人移行年である。)
名桜大学(沖縄:1994-2010)
高知工科大学(高知:1997-2009)
静岡文化芸術大学(静岡:2000-2010)
鳥取環境大学(鳥取:2001-2011)
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思い違いがなければ、「公立大学法人化」は、都道府県立・市町村や学校事務組合等が設置者の大学を、「公立大学法人」にゆだねて、「経営効率化」「投入する税金額削減」をめざしてできた制度ではなかったのか。埼玉県ならば、「埼玉県立大学」を埼玉県立(直営)から公立大学法人立にしたのは、「経営効率化」「自己資金を確保させ、税金投入を減らす」ためである。僕はそう考えている。
公立大学を地方公共団体等の直営から、公立大学法人による運営にすること自体の是非はともかく、公立大学法人化とは、公設民営とはいえ、「学校法人立」大学を、「公立大学法人立」に移行するための制度では本来ないように思う。制度設計上、やや想定外の使われ方ではないか。そんな気がするのだ。生半可な勉強でいい加減なことは書けないが、なんだか変な感じである。
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長岡造形大学も、2014年度から、公立大学法人に移行である。
・・・設置者変更だが、いつ認可になったのかな。
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2010.06.22、「また、公立大学化?」