全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

独協大 法科大学院学生募集を中止

2014-06-17 21:52:17 | 気になる 大学研究

 <備忘録>

 独協大(埼玉県草加市)は17日、法科大学院の募集を2015年度以降停止すると発表した。
 在籍する21人が修了するまでは、同大学院を続ける。
 (ニュースソース:毎日新聞,日経新聞他ウエブサイト記事)

 発足時74を数えた法科大学院。獨協大学の募集停止は全国19例目だ。

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 鹿児島大学法科大学院が16例目、香川大・愛媛大連合法務研究科が17例目、広島修道大法科大学院が18例目である。


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60年前のゴジラ

2014-06-17 05:23:02 | 全英連参加者 2014

 2014年、映画『ゴジラ』公開60周年である。ゴジラは還暦。
 オリジナルプリントがデジタルリマスタリングされ公開中である。

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 フィルムの保存は難しいとされる。それでも100年以上前のものが存在している。デジタルでリマスタリングをすれば、情報は復元・再現可能だ。
 記録がフィルムではなくデジタルデータならば、保存期間がもっともっと長くなる。しかし保存媒体に寿命・限界があるので、実は100年持つかどうかだれもわからない。少なくとも民生品としてどの程度の寿命か、それは30年、50年後でないと何とも言えない。

 昨年末、実家で色々整理をしていたら、両親の写真とネガが出てきた。若い頃のものだ。やや色あせてはいるが充分に視認できた。母親と叔母の子供の頃の写真も出てきた。こちらはやや保存状態が悪いものの画像はわかる。アナログフィルム、写真の情報保存媒体としての「しぶとさ」は、すごいものである。一度作成してしまえば、目で見ることができるということが強みだ。
 仮にこの瞬間、カメラ(いわゆるデジカメ)で写真を撮り、画像情報を外部記憶媒体に保存したら、50年後とか100年後にどうなるのだろう。理論的にはだいじょうぶでも、実はだれもわからないのではないだろうか。媒体と保存した情報がだいじょうぶでも、読み取る機械はどうだろう。またその映像をプリンタで印刷したものは、僕の両親の写真と同じくらいの寿命があるのだろうか。

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 13日のニュースで、『100年以上の長期記憶が可能なSSD技術、中央大が開発』というものを見つけた。『これらの技術によりSSD*はスマートフォンやPCのみならず企業向けサーバ、クラウドデータセンターや100年、1000年といった長期にデータを保存するデジタルアーカイブなど幅広い分野への応用が期待される』とのこと。

 すごいな。でも...
 データは色々な種類があるだろう。文字中心のデータ100年後、1000年度読み取れる状態で残っていても、読み人はいるのだろうか。ことばは一世代で意味が変わってしまうものもある。100年前の新聞や雑誌を読みこなせるかどうか、1000年前の記録を読めるか。かなり心許ない。これらは、基礎となる知識が異なるとおこることだ。そして、どんなにがんばってもことばは変質する。これは記憶媒体の劣化どころ騒ぎではない。また、記憶媒体、保存された情報。それらはだいじょうぶでも、読み出すハードウエアはだいじょうぶだろうか。

 60周年のゴジラリマスタリング、長期記憶が可能なSSD技術。二つのことから、色々なことを考えてしまった。

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 *SSD(solid state drive)
 ソリッドステートドライブとは記憶装置として半導体素子メモリを用いた、ストレージディスクドライブとして扱うことのできるデバイスのこと。


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