河北新報(6/17)
設置形態は宮城大医学部の方針 宮城県が運営法人と協議へ
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例の医学部新設のことについて、定期的にニュース検索をかけている。河北新報ウェブサイトがかなり詳しく報じているので、ニュースを読むようにしている。
今回の申請、宮城県案は設置形態が「県立医科大」または「宮城大学医学部」という両案併記だった。河北新報の記事によれば、16日、宮城県は県立医学部の新設構想が国に認められた場合、設置形態は「宮城大医学部」とする方針を固めたとのこと。結論を得るために、比較検討したのは以下3案である。
1.「公立大学法人宮城大学」の「医学部医学科」とする。
(学部・学科の新設)
2.「公立大学法人宮城大学」が運営する、単科の「医科大学」とする。
(既存大学が別途医科大学を新設)
3.「新法人」を設立し、「医科大学」を設置する。
(県が運営法人設置+大学設置)
1.から3.は僕がつけた。程度問題だが、僕が考えた設置のやさしい順である。
記事によれば、宮城大医学部とする場合のメリットとして、以下のことがあげられている。
(1)施設整備費は原則、専門課程のみ必要となる。
(教養課程は大和キャンパスを活用できる。)
(2)教職員の採用数が抑えられ運営費負担を縮減できる。
(3)付属病院の利用で宮城大看護学部と連携が図れる。
これらに加え、学部増設ならば、大学設置や新法人設立に比べ手続きを簡素化できる。
地方独立行政法人(公立大学法人)である「宮城大学」が、宮城県から医学部医学科新設の計画を持ちかけられて、Noとは言わないだろう。(1)~(3)もその通りだろう。その通りだとしても、1年半程度で医学部医学科を作る。これは大変なことである。
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20日、村井知事は宮城大西垣克学長と県庁で面会。協力を要請した。
今後とも注目である。
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2014.06.02、「医学部新設」