いよいよ来年の5月からスタートする裁判員制度を現場で学んだ
来年・2009(平成21)年5月21日スタートの「裁判員制度」を学ぶために、岡山地方裁判所の新しい法廷を見せていただいた。また法廷の後、判決を下す協議をするためのお部屋も見せていただき、制度の導入を実感した。
その後、映像やお話しで制度の概要を、岡山地方検察庁の方から丁寧にご説明いただいた。我が館の「福寿大学」の一コマだ。
最高裁判所発行の「裁判員制度」のリーフレットによると「国民のみなさんが参加することによって、ひとりひとりの感覚や経験に根ざした新鮮で多様な視点が裁判にもたらされます」とある。
しかし、私は「人を裁く」ことに、現時点では我が身を置く勇気がない。私のような恥多き人生を送ってきた者が、「有罪か無罪か、有罪の場合どのような刑にするかを判断」する、そんなことはできないというのが、私の思いだ。
来年5月の導入に向けて、既に3440人の「裁判員候補者」は、クジで選ばれているとのことだ。今日見学させていただいた「第100法廷」には、既に裁判官とともに、裁判員が座る席が設定されている。裁判官3人、裁判員6人で、判決を下すとのことだ。
先のリーフレットによると、一年間で裁判員候補者になる確立は、「約400人~800人に一人」だそうだ。もしそうなった場合に、ブログなどでの公開は禁止されているようで、ご報告はできない。
ともあれ、この「裁判員制度」から逃げ出すことはできないので、いざとう時のためにしっかりと学んでおき、心構えをしておきたいと思う。その意味でも、私にとっては実に勉強になり、役に立つ講座となった。参加された受講生のみなさんも同じだと思う。