富士フイルム「ASTALIFT WHITE」のCMを見た、素敵な松たか子を見た
透明感に満ちた、白い洗練された化粧室で、ひとり、心の声をつぶやく、松たか子。
松たか子 : 私は人生を楽しんでいる。
すると、心の声に対して、鏡の中に映った松たか子が、言葉を返してくる。
鏡の中の松たか子 : 私は人生に迷っている。
(以下、続いていく)
一昨日・6日から全国でオンエアされている富士フイルム「ASTALIFT WHITE」のCM。篠山紀信が撮影した松たか子のポートレートは、これまでの松たか子とは変わった、いっそう知的で透明感のある姿を映し出している。なんとも、素敵だ。
今日は、そんな松たか子出演のCMをテレビで見て、その後ホームページでも繰り返し見た。やはり松たか子は魅力的だ。なんとしても、この富士フイルム「ASTALIFT WHITE」の松たか子のCMポスターをゲットしたいが、まだ手が打てないでいる。ま、当分、このCMを見てそんな自分自身を慰めようと思っている。
これだけ相手への敬意を示している言葉を紡いだ本を読んだのは希有な体験だ
英語で「リスペクト」、フランス語では「オマージュ」か、どちらも敬意とか尊敬という意味で使われる。『永六輔のお話し供養』を読んで、最初に頭に浮かんだ言葉だ。これだけ相手への敬意を示している言葉を紡いだ本を読んだのは、希有な体験だ。体が震えた。永六輔は、凄い。他人をこんなにも愛し敬うことができる、読んでいて心が温かくなった。
「僕がその人を忘れない限り、その人は存在していて消えることはない。僕たちは死者と共に生き、自分が死ねば誰かの心に記憶として宿る。でも、人は歳月の中で、亡くなった人のことを忘れがちです。だから、ときどき誰かと故人の思い出話をしたり、街角で出会ったりしましょうよ。それも供養のひとつだという気がします」(「はじめに」より)。
ご供養されている(つまり、本書で語られている)のは、渥美清さん(下町の品性)、淀川長治さん(生きることを愛した人)、石井好子さん(お嬢様の底力)、坂本九さん(伝統芸能の申し子)、中村八大さんといずみたくさん(昭和を代表する作曲家)、岸田今日子さん(心を鷲づかみにする朗読)、立川談志さん(江戸前の偏屈)、だ。この本の中で、「始めて語る」言葉もたくさんある。ご供養された方々のお人柄も大変によく出ている。素敵な本だ。
それにしても、「お話し供養」はとてもいい言葉。そんな形で思い出してくれたら、とても嬉しいと思う。家族以外で、誰か一人でも(一人では「お話し供養」は無理か)私のことを思いだして語ってくれたら嬉しいのだが。その前に、そうしていただけるような生き方・逝き方をしなければと思ったりもする。
今朝は朝からバタバタしている。そこで過日、スタバで読んだ本の感想を書かせていただいた。いつも訪問していただいて、感謝、感謝です。