「母子共に健康」「五体満足」、当たり前のようで、当たり前でないことを実感
早いもので4月も今日で終わり、今年の1/3が過ぎた。こんなことを言いながら、一年が過ぎていって、また一つ年を取る。「その繰り返し」、なんて言えたのは昔の話。東日本を経験したり、前期高齢者に入っており、「明日がある」なんてことは言えない。それ故に、今日を悔いなく生きていくことがとても大切だと自分に言い聞かせている。。
さて、最近読んだ『未完の贈り物』(産経新聞出版刊)の著者・倉本美香さんの経歴として、次のように書かれている。「1969年、東京に生まれる。学習院大卒。米ニューヨーク在住。日本航空で国際線客室乗務員として活躍後、ビジネスコンサルティング会社『OFFICE BEAD INC』を主宰し、日系企業や日本人アーティストの米国進出サポートを中心に活動中。二男二女の母」。
この経歴を読むとまさに順風満帆、誰もがうらやむ人生を送っているかのように見える。その著者が「まえがき」の最後に、次のように書いている。「私とは、其の壱、米ニューヨークで朝から晩まで走り回るワーキングマザー。其の弐、娘には目も鼻もありません」。
そう、倉本美香さんは第一子を出産したが、生まれたその子には「目も鼻もない」状態で誕生している。この倉本さんのご著書を読んで、「母子共に健康」「五体満足」、当たり前のようで、その実当たり前でないことを改めて教えられた。その後のお子さんの生育・治療のためら直面した、文字通り筆舌に尽くしがたい苦労の一端を、ご著書を読んで理解した。まさに強く生きておられる。
ところで、余談だが、この本を読んでアメリカの医療について少しだけだが垣間見ることができた。「通常出産後は最長で48時間しか病院に滞在することができない。それ以上になると、保険会社から費用が支払われないため、莫大な出費を抱えてしまう」。手術の前には数千から一万ドル単位の前納が必要、また診察の予約金としてこれまた一万ドルを超える予約金の負担が求められるとのことだ。
日本のTPP参加によって、医療制度への民間産業の参入や自由診療の拡大で、日本の国民皆保険制度が根底から覆されようとしていることを危惧している。その行き着く先を、まさに現在のアメリカの医療の実態にみることができよう。
ともあれ、人が生きていく上では、様々な困難に直面する。その時、心を強く持って生きることの大切さを教えられた思いだ。
孫から電話が入ってランチをともにした、赤磐の「カフェド グラス」とした
私の暮らしは、エンゲル係数がとても高い。少しだけ外食が多い。ま、たまに会う人と、ランチもしくはお茶をということになり、ステキな時間を過ごせるのでそれもやむを得ないのかなと思っている。ただ、貧しさ故に、ディナーはまずない。この年になると、少しだけ夜のお出かけが億劫になる。
そうした暮らしの中で、またまた食べ物の話題だ。お許し願いたい。一昨日のことだ。友人と少しだけゆっくりと語らいの時間を過ごしていたら、携帯が鳴った。孫からで、ランチのお誘いだ。その後ろには娘がいる。お目当ては、私の財布だ。それでも、孫たちのお誘いであり、断るわけにはいかない。
そして行ったのは、「カフェ・ド・グラス」。サラダバーが美味しいのだが、ケーキなどではオーダーできない。それでも、孫たちは独りでオムライスを食べ、サラダも繰り返して取りに行ったりもした。
やんちゃな孫たちを見ながら、目尻を下げているおじいさんの姿がそこにあった。
27日に友人とランチ、「コンテンツカフェ」のオムライスと会話を楽しんだ
今年のGWの前半が終わり、わずか3日間だが平日だ。ところで、今年のGWのスタートの最終日の一昨日・27日(土)のことだ。その日、久しぶりの友人とランチを楽しんだ。
ただ、この日はその前に所用があり、約束の時間に遅れてしまった。待つことの嫌いな私であり、申し訳なく思って次第だ。「時間に遅れない」を、心にしたいと猛省した。
さて、連休中の土曜日であり、混雑を恐れて、場所は「コンテンツカフェ」とした。久しぶりであり語らいは弾み、迷わずオーダーしたオムライスも抜群だった。
それにしても、そろそろ卵料理から卒業をと思うのだが、なかなか子どもから卒業できない。食べ物だけは、取り戻したい若さを飛び越えて、幼い頃のママだ。