新庄がいせん桜見物に出かけた、旧出雲街道沿いの美甘宿場桜等も楽しんだ
「合併をしないまち」を選択した新庄村。その選択に拍手を送るとともに、新庄村特産の「ひめのもち」を、お正月のお雑煮をいつも始め楽しませてもらっている。昨日は、そんな新庄村の「がいせん桜」見物と洒落た。
「新庄村がいせん桜まつり」は21日(日)に開催だが、土日は混み合うことを考えて、平日に行くため友人が休暇を取ってくれた。計画も運転もお任せだ。
平日とは言っても、桜の名所として知られる「新庄・がいせん桜」であり、結構賑わっていた。ただ、残念ながら満開を過ぎていたものの、私の大好きな桜吹雪が舞う中での散策となった。ひめのもちの醤油焼きなども食べながら、ぶらぶらと桜と風情を楽しんだ。「桜まつり」が開催される日曜日はもう葉桜だろうから、選択は正しかった。
桜を楽しんだ後は、昨年の東京スカイツリー開業を契機に世間から注目されている「江戸一目図屏風」の実物が公開されている津山郷土博物館の企画展「『斎が描いた日本・江戸・津山』ー江戸一目図屏風の実物公開ー」を、見逃す手はないと鑑賞した。
そして帰路に着く途中の、久米南町の有名店「中島ブロイラー」で鶏の丸焼きなどを購入した帰った。そうそう、勝山で蕎麦を楽しみ、御前酒・辻本店で「9シリーズ・ゆずの酒」を買い求めた。素敵な一日となった。
「美甘宿場桜まつり」に合わせて開催の「御殿まり創作手まり展」に魅せられた
「美甘宿場桜」、美甘宿の町裏の新庄川堤防沿いに咲く桜並木だ。 約600㍍の間に50本の桜が植えられている。その「美甘宿場桜まつり」と時期を合わせて開催されているのが「美甘御殿まり創作手まり展」だ。事前に友人がチェックしてくれていて、まだ展示準備中だったがありがたいことに会場に入れていただいた。
聞けば、美甘には御殿まりが伝承されているそうだ。「御殿まりは江戸時代に藩邸の奥女中の手工芸として興ったものが民間に広まった」とされているそうだ。
御殿まりも、創作手まりも、それはそれは美しかった。愛情を込めて、手間暇かけてつくられたまり、とても見事だった。いいものを魅せてもらった。
ギャラリー・グロスで開催中の金谷哲郎「イラスト・スケッチ・素描」展に行った
日頃は金属を使った立体作品を手掛ける造形作家の金谷哲郎さんの、「ギャラリー・グロス」(岡山市北区富田町)で開催中の「イラスト・スケッチ・素描」展に、一昨日行った。金谷さんとは坪田譲治「心の詩碑」の建立でとてもお世話になった方だ。それ故、今回の展覧会にご案内をいただいて行った。
いつもは立体的な作品を制作されている金谷さんだが、今回は「イラスト・スケッチ・素描」展とあるように、平面作品10点が展示されていた。その中には、「坪田譲治の世界(風の中の子ども)」もあった。魅了された。
ところで、私はこの小さな個展が開催されている「ギャラリー・グロス」には初めて行った。少しだけわかりにくい場所にあるが、とても素敵な空間だった。同時に、オーナーが私の憧れる「コーヒーショップのマスター」、まさにそんなイメージで、とても魅力的な方だ。
オープンして22年(少し不正確、ゴメンナサイ)と言われていたが、その間に開催された展覧会の案内ハガキがトイレにびっしりと貼られていて、その歴史を感じさせた。心を落ち着かせる空間、そして素敵なマスターのいる「ギャラリー・グロス」、ほんのわずかの時間だったが気に入った。人間で言えば「一目惚れ」という感じだ。コーヒーも、とても美味しかった。我が「読書ルーム」に追加したいが、駐車場が有料となるので悩ましい。
ともあれ、金谷哲郎さんの「イラスト・スケッチ・素描」展に、心癒やされた。やはりしっかりとしたデッサン力を身に付けていてこそ、豊かないつもの金属を使った立体作品が制作できるのだ理解した。いつまでもお元気で、活躍して欲しい作家さんだ。