言うまいと思うものの「暑いですね」が口に出る、ボンヴォイージへ避難し読書
梅雨明け以降、太陽が照りつけて連日30度を超える日が続いている。過日半袖で過ごしたら腕に炎症を起こしたのが、まだ直らない。口に出すまいと思うものの、人に会うと必ず挨拶は「暑いですね」となる。
そんな昨日は、いつもはカレーを楽しませてもらう倉田にあるボンヴォイージに避難して、お茶しながら読書。読んだ本は新藤兼人『100歳の流儀』(PHP研究所刊)だ。
新藤兼人監督の友人の娘さん・長瀬広子さんが、新藤監督の100歳を記念して、監督のこれまで書いてきたものなどから監督の思いを再構成したものだ。とても見事に、新藤兼人監督の人生と思いや映画に対する思いなどが表現されている。しかも、とても読みやすい。
一度だけだがお食事をご一緒させていただいた新藤兼人監督のことを思い出しながら、涼しく静かな店内で楽しく読ませてもらった。
久しぶりのたのたの庵、髪を短くされていた庵主さんは変わらず魅力的だ
今日のランチは久しぶりに「たのたの庵」とした。ランチ・「野菜の玉手箱」には、モロヘイヤやゴーヤなどがたっぷりと使われていた。どちらも我が家での収穫はまだ遠い感じなのに、もうたっぷり楽しめているとのことだ。美味しかった。久しぶりにお目にかかる庵主さんは髪を短くされていたが、変わらず魅力的だった。
そのたのたの庵に、「ますます岡山酒処 おかやま酒祭り2012」のポスターが貼られていた。これまで二回は吉備土手下麦酒北方普段呑み場とたのたの庵で二日に分けて、かつ「地麦酒祭り」として開催されてきた。しかし今年は9月22日(土)に開催され、会場は下石井公園となり、かつ参加するお酒の蔵元が大幅に増加するなど、スケールアップしている。
この「おかやま酒祭り」は、「岡山のお酒が勢揃い! 酒蔵14蔵元 ビール6醸造所+1 ワイン2醸造所」が参加し、「日本酒40種類以上・ビール12種類以上・ワイン10種類以上が入場券(前売り券・3500円)だけで何杯でも試飲OK!」だ。昨年以上のスゴイ規模の催しとなることは確実だ。
この「おかやま酒祭り」に、「たのたの庵」はフードとして参加される予定と聞く。ならば行くしかないでしょ。
「歌舞伎・観る会」を開催、狂言方・小西博文さんをお迎えして学び楽しんだ
昨晩は定例の「おかやま・歌舞伎・観る会」STAFF会議だった。昨晩は、とてもステキな方が駆けつけていただいた。これまで開催してきた「歌舞伎鑑賞教室」などでお世話になった狂言方の小西博文さんだ。狂言方と言えば、俳優さんが見得を切る時のツケでお馴染みだ。そう、動作を強調する目的などで打たれる「ツケ」、これが歌舞伎の舞台をいっそう盛り上げ魅力的にする。
昨日はその「ツケ」を打つ拍子木をご持参いただいて、ステキな生音を聞かせていただいた。また、日頃は聞けない狂言方の仕事を、たくさん聞かせていただいた。歌舞伎の場合には主演の俳優さんが座頭として演出家を兼ねる。狂言方はある意味舞台監督で、開演前に楽屋を拍子木を鳴らして回ったり、プロンプターまで努めるそうだ。
ワクワクのお話を約1時間聞かせていただいた。そんな魅力的なお話を少人数のSTAFFだけで聞かせていただくのはもったいなく、今後鳴り物さんなどとご一緒に「お楽しみ例会」として開催したい希望をお伝えし、日程調整のみを残している。決定したらご案内する。お楽しみに。
お楽しみと言えば、「歌舞伎・観る会」として、9月大阪松竹座の「中村勘九郎襲名披露公演」に観劇バスツアーを出すことを、昨晩の会議で決定した。たくさんのご参加をお願いする。また来年1月の大阪松竹座「市川猿之助 市川中車(香川照之)襲名披露公演」についても、1月19日(土)に観劇ツアーを実施することも決定した。これまたお楽しみに。
そうそう、いよいよ今日から、11月24日(土)に中村橋之助、片岡孝太郎出演の「備前おかやま松竹大歌舞伎」の優先予約が受付だ。去る17日付けの山陽新聞には、この「備前おかやま松竹大歌舞伎」開催の社告も出していただいている。是非とも、是非とも、たくさんのみなさんの観劇をお願いする。
なお、写真は今朝4時45分の朝焼けだ。連日の猛暑・青空なので、朝焼けをアップした。
◆中村勘九郎襲名披露公演観劇ツアー
*2012年9月8日(土) 夜の部を観劇
*演目&出演者 *女暫 玉三郎 秀太郎 勘九郎 橋之助 吉弥他
*口上 勘九郎 玉三郎 我當 秀太郎 幹部俳優
*雨乞狐(勘九郎六変化) 勘九郎
*雁のたより 翫雀 扇雀 吉弥他
松たか子主演の映画『夢売るふたり』の舞台挨拶付き有料上映会が開催される
少しだけ切ないことがある。「中村勘九郎襲名披露公演観劇ツアー」の実施日は、9月8日(土)だ。そう、この日は松たか子主演で、松たか子の代表作になるとの呼び声が高い映画『夢売るふたり』の公開初日だ。私は基本的には初日に観る予定としているのだが、今回は観劇ツアーに参加せざるを得ない。残念だが、いろいろある。
さて、その松たか子主演の映画「夢売るふたり」の舞台挨拶付き有料上映会が、8月20日(月)の夜に「大阪ステーションシティシネマ」(全席指定・2000円)で開催されるとのことだ。松たか子、阿部サダヲ、田中麗奈、西川美和監督が登壇予定とのことだ。是非とも行きたいのだが、この日は月曜日で仕事が入っていてどうしても抜けられない。残念だ。
ま、公開されてから観ることとする。楽しみは先に取っておこう。でも、ヤッパ悔しい
米軍機墜落で生徒11名が犠牲になった宮森小を訪れ、当時の証言を聞いた
映画「ひまわり」の製作のきっかけとなったのが、米軍機の墜落で生徒11名が犠牲になった宮森小学校での一つのエピソードだ。それを「石川・宮森 語り部」の方から、現地で聞かせていただいた。心を打たれた。
花壇コンテスト用に植えたヒマワリ。一人の生徒がそのヒマワリを取って先生に渡す。先生は「コンテスト用なのに、何故取ったの」と注意する。叱られた生徒はブランコへ。そこへ墜落してきた米軍機。注意さえしなかったら、ブランコに行かなかったかも。教室にいれば死ななかったかも。死んだのは私のせい。それにしても、何故ヒマワリを私に。そんな思いが先生にしこりのように重くのしかかって生きてきた50年余。死んだ生徒も、残った先生も、みんな地獄。
その1959年6月30日引き起こされた宮森小学校の米軍機墜落事故については、うるま市役所石川支所の庁舎玄関に常時展示されている。その展示をしているのが「命と平和の語り部 石川・宮森630会」。その「630会」は宮森小の事故を証言しておこうと、当時の先生方によって結成され、その証言集『沖縄の空の下で』(既に3集まで発行され、4も準備中)も発行されている。先の「ひまわり」のエピソード・証言は、その第1集に収められている。私達にお話しいただいた「宮森630会」の会長さんによると、「記念館」を建設すると資金を既に約600万円余も集められるなど、準備を重ねられているとのことだ。
その「630会」の会長さんからは、パネルなどの展示を見ながら約1時間お話を聞き、その後宮森小学校をご案内いただいた。学校の玄関にはヒマワリが植えられ、美しく咲いていた。校内には武者小路実篤が贈った「仲よし地蔵」が設置されていて、慰霊の黙祷をさせていただいた。そして、校長先生との記念撮影もお願いした。
帰岡して今、とても重い課題を背負った当時の先生方の思いを、証言集を読みながら受け止めている。それらを理解する上で、今回の宮森小学校を訪ねたことは、とても有意義だった。このことだけでも、今回沖縄に行った意義はあったというものだ。と同時に、こうした辛い思いを繰り返させてはならないと、強く強く思った。
いささかに体調が悪く、沖縄行の報告記は後日もう少しだけ続く。申し訳ない。
お疲れモードに加わる猛暑からか、畠瀬本店のランチにも少しだけ食欲不振
私は「味音痴」だが、あまり食欲不振となることはない。それが昨日は、少しだけ変だった。いつもなら一気に食べてしまう大好きなお店・畠瀬本店のお気に入りのジャージャー麺が、早食いの私が食べている途中で一休みを余儀なくされた。こんなことは初めてだ。
このところの疲れが回復していない上に、猛暑が重なったからだろうか。どうにも疲れが抜けない。少しだけシンドイ感じでの暮らしを余儀なくされている。
それにしても、梅雨明けしギラギラと輝く太陽の日差しに、半袖のシャツで出かけて腕は炎症を起こした。私の肌は何とも弱い。なかなかに厳しい。
劇団☆新感線2012年冬興行・出演者は三浦春馬と蒼井 優、やはり観るべきか
劇団☆新感線2012年冬興行「SHINKANSEN☆RX『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックⅢ』」の出演者が発表になった。いつもの古田新太に加えて、三浦春馬と蒼井 優とのことだ。蒼井 優は少しだけ悩ましいが、それでもやはり大阪公演を観に行こうかなとは思ったりもする。
大阪公演は来年2月6日(水)~28日(木)で、会場は「オリックス劇場」だ。ただ来年1月に松たか子の「音のない世界で」を観るとすれば、連続となってしまう。それに来年1月は、大阪松竹座「市川猿之助襲名披露公演」も観劇予定としている。どうしょう、悩ましい。
『運命を生きる』読み、元宮城県知事・浅野史郎の人生とATLとの闘いを知った
昨日は「海の日」で祝日、世の中は前日まで三連休だった。私のように「毎日が日曜日」の身には、日曜・祝日は混雑というイメージしかない。そんな「休み明け」の今日は、朝から慌てた。「歌舞伎・観る会」の事務局の女性から「22日の松竹座ツアーのチケットがまだ届いていない」との電話があったからだ。歌舞伎観劇のチケットは、ツアーの場合も我が家へ送っていただくのだが、私は渡したものと思い込み、チケットのことは完全に忘れていた。
このところの多忙で、我が部屋の中は書類などが何カ所にも山と積まれている。しかし、郵送物などは一カ所と決めており、そこに置かれていれば気になるがそんなものは見当たらない。慌てたことは言うまでもない。結局は見つかったが、大量の汗が流れた。先のリモコンといい、困ったことが次々と起こる。
ところで、この間いく冊のかの本を読んだりもしたが、多忙な日々を過ごしたので書けずにきた。その中の一冊だけ書いておくこととする。元宮城県知事だった浅野史郎著『運命を生きる 闘病が開けた人生の扉』(岩波書店刊)だ。
著者は2009年にATL(成人T細胞白血病)の発症を告げられ、骨髄移植で完治した経験も含めて、著者の人生を語った好著だ。「語った」と書いたのは、この本が講演録だからだ。
さて、浅野元知事の厚生省(現在の厚生労働省)時代の、仕事に向かい合う姿勢やあり方などにはずいぶんと共感し、そのことはこれまでも書いてきた。「仕事は中身で取り組め、本来の課題と正面から取り組め」「情報や事態はガラス張りに」「情報を集めよ、現場を少しでも見よ、現場の人と語れ」等々、私も地方自治体の職員としてこれらの言葉を心に受け止めて過ごしてきた。とりわけて「思想を言語化せよ 自分の担当する仕事について、自分の考えを文章化する努力を」にはすごく共鳴し、私人も努力し周辺にも語ってきた。今は骨髄移植を受けてATLは完治し、健康を取り戻された浅野史郎氏のさらなる活躍を祈る。
それにしても、今日も暑い一日だった。館林市ではナント39.2度を記録したとのことだ。そうした中で、気象庁はやっと今日中四国地方の梅雨明けを宣言した。遅すぎる。沖縄で見上げて青空は、今日も岡山でも上空に広がっていた。じっとしていても汗が流れるくらいで、草抜きや畑作業などはサボった。それでも今日は、小玉スイカを初収穫して楽しんだ。
なお、沖縄行の残りの報告は、明日にでもさせていただこうと考えている。お許しを。
映画「ひまわり」のクランクインの日、炎天下の下で撮影現場は熱く燃えていた
沖縄から帰ったのが14日、今日が17日だからそろそろ報告記をアップしなければと焦る。ただ、まだ少しだけ疲れが取れないので、頭が回らない。
さて、その沖縄行の最大の目的は、私も今参加している「映画『ひまわり』の製作協力」の活動のさらなる飛躍をと願って、撮影現場を訪れて映画の雰囲気を掴むことにあった。
映画「ひまわり」のクランクイン・14日の最初の撮影場所は伊計島、主演の長塚京三さんなども参加してのシーンだ。午前8時過ぎからの撮影で、その日の午後は読谷村での撮影となっていた。こちらは、広く知らされているようで見学者もあるとのことだった。
私達は朝6時の朝食を終えて、8時半過ぎには現場へ到着した。照りつける太陽の厳しい日差しの下で、撮影場所は熱気に包まれていた。多数のテレビ局などのマスコミ関係者で、見学者は私達のみ。何度もテストを繰り返した後に、そのシーンの撮影が終わると、監督と長塚京三さんの各々の囲み取材。私達も長塚さんと記念撮影をお願いした。そして、プロデューサーなどの関係者にご挨拶もさせていただいた。「是非とも映画『ひまわり』をよろしく」、とみなさん口々に要請された。
私は山田洋次監督の撮影現場を何度も訪れさせていただいているが、撮影現場は張り詰めた緊張感があり、熱気がある。今回の現場を観ていて、とても素晴らしい作品になりそうな予感がした。映画「ひまわり」の製作協力券を一枚でも多く拡げなければと、思いを強くした。
滞在中に毎日食べた沖縄そばと沖縄ぜんざい、「ケイブカフェ」で疲れも癒やす
沖縄滞在中には、普天間、嘉手納、辺野古と基地を見て回り、かつ「沖縄戦の縮図」とも言われる伊江島へも行った。それらは、夜にでもアップできればと考えている。
今回の沖縄行は観光とは全く無縁の旅となり、美味しいもの・珍しいものを食べる時間的な余裕はなかった。それでも、大好きな沖縄そばと沖縄ぜんざい(かき氷にあずきが一緒)は、三日間毎日食べた。
そして今回の旅で唯一わざわざ行ったのが、「ガンガラーの谷」にある「ケイブカフェ」だ。今回はほとんど中部で過ごしたが、この時ばかりを高速を車へ飛ばして南部まで行った。「ケイブ」とは洞窟の意味で、とてもステキな雰囲気のカフェだった。「ガンガラーの谷」は事前予約制であり、お茶だけして帰った。ここらは、私である。
その後は、那覇へととって返して「牧志公設市場」二階で、一階にあるお魚屋さんでお願いした貝などをお刺身にしてもらって、沖縄そばとともに食べた。さらには、お店を変えて沖縄ぜんざいを楽しんで、今回の旅は終わった。楽しかったものの、オキナワ問題でのテーマは重く、いささか疲れもした。その心と体の疲れはまだ完全には抜けていない。