司法書士内藤卓のLEAGALBLOG

会社法及び商業登記に関する話題を中心に,消費者問題,司法書士,京都に関する話題等々を取り上げています。

公証人の試験制度

2004-08-06 23:34:28 | いろいろ
 公証人は、裁判官、検察官等の法曹有資格者の天下り先となっていた(但し、従来より法務局長クラスの法務事務官は特別認可(?)で公証人となることができた。)。しかし、司法制度改革において、天下り批判が強くなり、特任公証人制度が創設され、平成15年春より試験が実施されている。もちろん、法曹有資格者公証人制度は残存している。

 ちなみに、平成15年度は、法務局職員(退職者を含む)18人、裁判所職員3人、副検事2人と、企業の法務担当者2人、司法書士2人が応募した結果、企業の法務担当者と司法書士は全員が不合格、法務局職員全員と裁判所職員1人の計19人が合格している。平成16年度は情報が明らかとなっていない。
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「不動産登記はこう変った!」

2004-08-06 22:02:09 | 司法書士(改正不動産登記法等)
司法書士山田猛司ほか著「不動産登記はこう変った!これが大改正の内容だ!」(セルバ出版)が刊行された。

 本年6月18日に公布された改正不動産登記法の概説Q&A集。未だ規則、準則等の政省令が明らかになっていない段階であり(早ければ今月中にも政省令の案が公表、パブコメが実施されるのではといわれているが)、まさに速報版といったところ。改正法の施行は来年3月の予定で、まさに21世紀の新たな不動産取引実務の夜明けを迎えることになる。いまはまだ霧の中。
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