法務大臣閣議後記者会見の概要(平成29年10月27日(金))
http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho08_00942.html
〇 所有者不明土地問題研究会(試算公表)に関する質疑について
【記者】
昨日,所有者不明土地問題で有識者の研究会が,所有者不明土地が2040年には720万ヘクタールに上るという試算を公表していますが,法務省として,例えば相続登記の義務化や登記の簡略化など,今までの制度を大きく変更するような対策が必要とお考えでしょうか。
【大臣】
今回,所有者不明土地問題研究会が,いわゆる所有者不明土地の面積の将来推計や経済的損失に係る試算を公表したことは承知しています。かねがねこれからの土地の所有,あるいは利活用について大きな問題提起がされてきたものです。法務省としても,この試算をしっかりと踏まえながら,民事基本法制及び民事法務行政を所管する立場から,関係府省としっかりと連携をし,この問題への対応の検討を加速化してまいりたいと考えています。具体的な内容については,これから今回公表された推計試算,あるいは検討の結果をしっかりと踏まえてまいりたいと思います。
〇 民事裁判のIT化に関する質疑について
【記者】
民事裁判のIT化についてお伺いしたいのですが,近く,内閣官房に有識者検討会が設置されるなどと報じられています。国際競争力を付けるためにも民事裁判のIT化は経済界からも求められており,有識者検討会に法務省も関わっていくと思いますが,大臣の期待するところ,どういったことを望まれるかお聞かせください。
【大臣】
行政機関におけるITの利活用については,政府を挙げて,どの省庁も取り組むべき大変大きな課題として推進をしてきました。法務省においてもIT活用については,様々な取組をしているところですが,民事法制,裁判における取組についても例外ではありませんので,そうした要請があることを十分に踏まえて,どのように対応できるかしっかりと考えてまいりたいと思っています。私自身,法務大臣として先般,インドネシアとシンガポールに視察に行きましたが,シンガポールの裁判所において電子化が進められていました。これから国際的な紛争処理についても,様々な国が取り組んでいる実態を把握しながら,また,日本国内でどのように取り組むことができるか検討を進めていきたいと思っています。
http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho08_00942.html
〇 所有者不明土地問題研究会(試算公表)に関する質疑について
【記者】
昨日,所有者不明土地問題で有識者の研究会が,所有者不明土地が2040年には720万ヘクタールに上るという試算を公表していますが,法務省として,例えば相続登記の義務化や登記の簡略化など,今までの制度を大きく変更するような対策が必要とお考えでしょうか。
【大臣】
今回,所有者不明土地問題研究会が,いわゆる所有者不明土地の面積の将来推計や経済的損失に係る試算を公表したことは承知しています。かねがねこれからの土地の所有,あるいは利活用について大きな問題提起がされてきたものです。法務省としても,この試算をしっかりと踏まえながら,民事基本法制及び民事法務行政を所管する立場から,関係府省としっかりと連携をし,この問題への対応の検討を加速化してまいりたいと考えています。具体的な内容については,これから今回公表された推計試算,あるいは検討の結果をしっかりと踏まえてまいりたいと思います。
〇 民事裁判のIT化に関する質疑について
【記者】
民事裁判のIT化についてお伺いしたいのですが,近く,内閣官房に有識者検討会が設置されるなどと報じられています。国際競争力を付けるためにも民事裁判のIT化は経済界からも求められており,有識者検討会に法務省も関わっていくと思いますが,大臣の期待するところ,どういったことを望まれるかお聞かせください。
【大臣】
行政機関におけるITの利活用については,政府を挙げて,どの省庁も取り組むべき大変大きな課題として推進をしてきました。法務省においてもIT活用については,様々な取組をしているところですが,民事法制,裁判における取組についても例外ではありませんので,そうした要請があることを十分に踏まえて,どのように対応できるかしっかりと考えてまいりたいと思っています。私自身,法務大臣として先般,インドネシアとシンガポールに視察に行きましたが,シンガポールの裁判所において電子化が進められていました。これから国際的な紛争処理についても,様々な国が取り組んでいる実態を把握しながら,また,日本国内でどのように取り組むことができるか検討を進めていきたいと思っています。