忙しい といえばそのとおり
かとも思うが そういうときに忙中閑あり と決め込んでチョットだけさぼる?のもおつなもの というか 休養も大事(年齢を考えて)と
映画鑑賞 DVDを楽しみました
【戸田家の兄妹】
小津安二郎監督作品 1941年 ということは昭和16年
太平洋戦争(いろいろな名があるようですが)開戦の時
だいぶ前に買い込んでいて ジックリとみていなかった
というより 音声がひどい状態で あとまわしにしていたような・・(小津監督さんゴメンナサイ)
意外でした なにがって 当時の雰囲気がそんなものだったのか 思っていたのとは だいぶ ちがっていた ので
映画の内容の話ですが
儒教 家父長の威厳 親の存在感は絶対的 旧民法に散見されるような 家中心の 不動たる保守的なありかたの絶対優位のような言葉が支配するような雰囲気を当時に対し抱いていたのですが
どの時代も かくありなん という感
親子 兄妹 家 生きること
などなど 永遠のテーマ ともいうべきもの か?
たしかに なんと 人というのは 淋しいお面を外しえない
のかな・・・ とでもいうべき ボンヤリとした 不安
(ストーリーは記さないことにしています
だって これから観る という方だっているかもしれない
観る前に ストーリーをほとんど知ってしまうほど つまらなく残念なことはない と 私なんかは 思ってしまうのですが・・・)
小津監督は どちらかというと(というより ときに)上流階級家庭を舞台にしての脚本が多いと思われるのですが なぜそうなのか
このことについての私の以前からの勝手な解釈は
“人間の悲しさ みたいな温床は 経済的なことが主因ではなく
そういうものとは違う次元で生まれてしまうようなことなのだ”
ということを想定して 敢えて のこと?
というわけで小津作品も大好き
それにしても 往時の名作品が 洋もの・和もの を問わずビックリするような格安で出されていますね
うれしいような 恐れ多いような チョットさびしいような
あこがれていたものが いつでも すぐに どこででも 手にとることができる ということが なんとも 物悲しく思えるのはなぜなのだろう・・・(贅沢な感傷かもしれませんネ)
この作品を手に入れたときは それなりのお値段でしたが
今だと ビックリ仰天の安価
先日も 黒澤監督の ≪デルス ウザーラ≫の値段を見て
思わずためいき
手に入れた時の価格の 約3分の1 で 今はありそうな・・・
でも どうしても その時に観たくて探した結果だから
さて そろそろ お仕事続行タイム
やっとこさ 初夏の雰囲気 やや安定
というより 雨が少なすぎ
皆さんの地は いかがな具合ですか
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