やっぱり広告が好き・・・。
若き日、コピーライターの学校に通っていたときの思い出がよみがえってきました。
文章の力を十分に感じさせてくれる一冊です。
「傑作!広告コピー516」
メガミックス編 文春文庫 714円+税
ものを売るための宣伝文句で感動できるか?という命題はありますが、それが出来るのです。
今回は、文春文庫というメジャー系の出版社ということもあり、
多くの人が読むことにより、コピーライターを目指す人が出てくるかもしれません。
本書は、女、男、愛、仕事、人間、家族、毎日、人生という8つのカテゴリーに分け、過去発表された名作コピーが分類、解説されています。
「人生」のコピーがあるかって?
それがあるのです。
「毎日生きてりゃ、腹も立つ」 サントリーローヤル
「世の中、バカが多くて疲れません?」 チョコラBB
「そうなんだ。人間の時計は、早すぎる」 サントリーオールド
「そのまま、しみひとつない人生を、送るつもりですか。」 リゲイン
「なんでも揃う世の中で、命がひとつとは面白い。」 熊本県警
最後の作は、コピーライター界の重鎮、仲畑貴志さん。さすがです。
土曜日の午後、まったりとしながらカフェで読むには最適な一冊です。