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能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

「カワる、サキへ。Changing forward」 昭和風のコピーが素敵な川崎重工業の企業広告です

2018年02月04日 | マーケティング
カワる、
サキへ。
Changing forward


思わず雑誌をめくる手が止まりました。
オヤジ世代に向けてのアイキャッチです。
昭和のコピーが、なかなか素敵な川崎重工業の企業広告。
そして、ボティコピーも昭和しています。

どんな夢も、
君の夢中を
つくりたいから。
電気をつくる
ガスタービン、
ガスエンジンを、
いまよりも
広い世界へ。

句読点の打ち方、改行・・・コピーライティングの基礎の基礎のテクニック。
思わず、ニンマリしてしまいました。
このボティコピーは、絵解き、字解きになっていて、ちょっと平凡です。
コピーライターとデザイナーが作った作品に、宣伝部の広告担当者が、
あとから無理やり入れたのではないかとも受け取れます(笑)。

大学時代、ダブルスクールで夜間のコピーライターの学校に通っていました。
現役のコピーライターが講師、毎回、宿題が出されます。
「このシャンプー&リンスのコピーを、次回までに100本書いてきてください。」
100本!
なかなかスゴイ量。
でも訓練を重ねていくと、100本どころか、200本ぐらいは出てくるようになりました。

句読点の打ち方、ひらがなとカタカナの使い分け、改行、ダジャレ・・・
切り口を変えたりやコンセプトに立ち戻ったり、楽しい作業でした。

重厚長大産業の川崎重工業株式会社。
昭和風のコピーで、うまく企業文化を伝えていると思います。
従来であれば、「Changing forward」がヘッドコピーになって、
おとなしく無難な表現に終わったように思います。

そこに、「カワる、サキへ。」を付けることによって、とても魅力的なコピーになりました。
句読点の打ち方も、そして、改行で「カワサキ」と読ませるところも、使われているフォントもgoodです。

カワる、
サキへ。
Changing forward

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