週末、高校時代の同窓会に行って来ました。
懐かしい顔の同級生や迷惑をかけた恩師の先生方・・・。
正午に始まった飲み会は、なんと5次会までもつれ込み、懐かしい話に華が咲きました。
悪友だった友人たちも、今では医師や会社経営者になったり、県や市の職員になったり、教師になったり、陸上自衛隊の司令官を退官して再就職しているという友もいました。
正午に始まった飲み会は、なんと5次会までもつれ込み、懐かしい話に華が咲きました。
悪友だった友人たちも、今では医師や会社経営者になったり、県や市の職員になったり、教師になったり、陸上自衛隊の司令官を退官して再就職しているという友もいました。
そんな中、みんなで黙とうを捧げた物故者の数・・・かなりの人数です。
病気や事故・・・様々なことがあったのでしょう。
夏休みに入り、積ん読になっていた本を・・・ゆっくりまったり読んでみました。
1冊目は、ちょっと重い本。
1冊目は、ちょっと重い本。

死と生
佐伯啓思著 新潮新書 760円+税
佐伯啓思著 新潮新書 760円+税
著者は、京大名誉教授の佐伯先生。
ちょっと辛口でクールな切り口が魅力です。
日本人の「死」を巡る思想や死生観を、東洋思想、西洋思想の両面から切り出していきます。
トルストイからハイデカー、源信、仏教やキリスト教・・・。
博覧強記の著者の鋭い分析には、感服させられます。
ちょっと辛口でクールな切り口が魅力です。
日本人の「死」を巡る思想や死生観を、東洋思想、西洋思想の両面から切り出していきます。
トルストイからハイデカー、源信、仏教やキリスト教・・・。
博覧強記の著者の鋭い分析には、感服させられます。
目次
第1章 超高齢化社会で静かに死ぬために
第2章 「一人では死ねない」という現実を知る
第3章 われわれは何ひとつわからない
第4章 死後の世界と生命について
第5章 トルストイが到達した死生観
第6章 仏教の輪廻に見る地獄
第7章 「あの世」を信じるということ
第8章 人間は死ねばどこへゆくのか 浄土と此土
第9章 「死の哲学」と「無の思想」 西部邁の自死について
第10章 「死」と日本人 生死を超えた「無」の世界
「生も死も無意味」という命題に対して、答えを見つけようと言う旅・・・。
同書を読むと、死に対する考え方、死生観というものが変化していくのが自身で分かります。
個人的な考えとしては、無から生まれ無に帰す・・・生と死は連続性の中にある・・・という理解です。
同窓会で知る友の死・・・そこからさまざまな想いがうまれてきました。
メメント・モリ・・・死を想え!
