日立、パナソニック、NECなどの大手企業が「週休3日制」を取り入れ始めました。
日経ビジネス誌2022.4.22号で紹介されていました。
これらの大企業では「人材獲得の切り札」と考えているようです。
増えた休みを、育児のため、介護のため、リスキリング(ITスキルの学び直し)、リカレント教育(大学院等で学ぶ)などに利用してもらう。
優秀な人財を引き込むための「週休3日制」を打ち出しています。
これは、英国をはじめとする欧州の会社でもトライしています。
多くがジョブ型雇用をベースにして、あとは「給与減少型」か「給与維持型」のオプションを用意しているようです。
日本の労働生産性は先進諸国の中で最下位。
平均賃金も韓国に抜かれました。
日本の会社も人事制度や給与体系を見直したり、国を挙げての働き方改革運動を展開していますが、なかなか成果が出ていません。
「週休3日制」を取り入れたとしても、おそらく状況は変わらないと思います。
管理職や一部の社員の負担増となる可能性大です。
ただ、長期に考えるとDXやICT、IoT、ロボットなどのテクノロジーの進化で、人が働くなくて良いベーシックインカムの世界に入っていくと思いますが・・・。
「24時間、働けますか?」の時代を気合と根性で乗り越えてきた昭和のオッサン。
週休3日制になれば暇を持て余す可能性大です・・・笑。
今や絶滅危惧種となったようです・・・涙。