今月の株価の下落には驚きました。
米国経済の不調、日銀の政策変更などが引き金になり株式市場は大混乱となりました。
株主に対して情報開示するのが、IR(インベスター・リレーションズ)資料・・・株主や投資家などのステークホルダー(利害関係者)に対してのラブレターです。
今週の日経ビジネス誌2024.8.19号の特集記事「IR発信力ランキング 非財務情報で個人投資家をファンに」。
今、旬のテーマです。
Contents
Part1 BtoB企業に脚光 地力伝える創意工夫
Part2 ニッチ体験が高評価 自然資本を注視
Part3 等身大が親近感生む 独自指標で納得感を
IRも従来は、BS、PL、CSなどの財務諸表が中心でしたが、最近では、人的資本、自然資本などの非財務情報が盛り込まれ、その会社の魅力度を伝える内容になっています。
人的資本とは、その会社の将来の経営幹部の経営力、社員のスキル、専門性、育成の仕組みなどで、経営資源である「ヒト・モノ・カネ・情報」のヒトの部分を指します。
自然資本とは、環境、エコロジーへの取り組みを中心にして、ESGのエンバイロメントについての説明になります。
IR発信力ランキング トップ10
10位 日立
9位 信越化学
8位 三菱USJ
7位 三菱重工
6位 花王
5位 パナソニック
4位 日本製鉄
3位 ダイキン工業
2位 ソニー
1位 トヨタ
投資家1万人に対して日経ビジネスと電通PRがアンケートを取ったものです。
日本を代表する大手企業は、IR活動も上手です。
1位のトヨタは、2位を大きく引き離してのダントツのトップ。
非財務情報も充実し、抜群の説得力、自己開示力があります。
新NISAが立ち上がり、貯蓄好きの日本人も投資する人たちが増えてきました。
日経の調べでは、7000万人の個人投資家が存在しているとのこと。
たくさんの人が投資、投機に走るとバブルが発生し、いずれ崩壊するのは世の常・・・。
さらに10年に1回くらいは、地震、恐慌、天災、疫病などの予期せぬブラックスワンが来襲します。
一寸先は闇・・・ということもアタマのスミに入れておくことが大切だと思います。
ご安全に!