能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

朝晩20回「体調が良くなる」と繰り返すと病気が治る・・・エミール・クーエの暗示療法&プラシーボ効果

2025年02月04日 | マネジメント

自己暗示・・・最近ではメンタルトレーニング、イメージトレーニングという言葉が一般的でしょうか?

20世紀初頭に活躍した心理学者エミール・クーエ。

薬剤師でもありました。

想像力を使って自己暗示をかければ病気は治るという法則を提唱しました。

朝晩20回、「私は、1日ごとに、あらゆる面で、体調が良くなる」と繰り返すと病気が治るというもの。

自己暗示で病気が治る・・・人間というのは、基本、スピリチュアルな存在なのでしょう。

病気で苦しむのは、本当につらいです・・・。

彼は、これに薬の効能が合わされば更に回復が早まることを見つけました。

患者さんに「この薬は、すごく効きます」と言っただけで、薬の効能がアップするということです。

プラシーボ効果(偽薬効果)も、この考えに立脚しているように思います。

「病は気から」

キアコン(気合と根性)で治す!

体調が悪くなった時に思い出したい法則ですね。


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さらばエレキのソニー エンタメで最高益、吉田改革の舞台裏・・・日経ビジネス誌の特集記事 自由闊達にして愉快なる理想工場の設立」

2025年02月04日 | マーケティング

一時期、ドツボにハマっていたSONY。

中国、韓国の家電メーカーに追い上げられ、パソコンや携帯からも撤退しました。

日立やパナソニックも頑張っていますが、アジア勢のパワーに押されています。

そんな中、ソニーは、今、エンタメのチカラで復活しました。

現在、ソニーの売上の6割は、エンターテイメント事業で稼いでいます。

今週の日経ビジネス誌2025.2.3号の特集記事は「さらば、エレキのソニー エンタメで最高益、吉田改革の舞台裏」。

ソニーの現在を取材しています。

 

Contents

Part1 株価最高値 エンタメで完全復活 探るヒットの法則

Part2 国産アニメを世界へ 制作と歓喜の好循環

Part3 鬼門のエナジー創出 越境者の育む新体験

Part4 エレキに新たな役割 名作生むプロの相棒

 

今までのSONYの主力製品は、電気製品、音響機器、カメラというイメージでしたが、今は違います。

売上13兆円の6割、営業利益の6割をエンタメが稼ぎ出しています。

SONYのエンターテイメント

1 ゲーム・・・プレイステーション、アストロボットなど

2 映画・・・スパイダーマン、グランツーリズモなど

3 音楽・・・YOASOBI、CreepyNutsなど

4 アニメ・・・鬼滅の刃、俺だけレベルアップな件など

クリエイティブな経営が、世界的な大成功をおさめています。

ただ、売上はネットフリックスの3分の1。

ウォルト・ディズニーに次ぐ世界3位にとどまっています。

 

ハード面では今年米国で受賞した「SHOGUN」を撮るために使った映画カメラや、トランプ狙撃事件に撮られた有名なショットもSONY製とのことです。

世界のプロフェッショナルはハイエンドのソニー製品を使っています。

面白いのが、吉田会長CEO、十時社長は、いずれもCFOだったこと。

最高財務責任者が、ハードからソフトへ、エンタメSONYを牽引してきたことは凄いと思います。

おそらく優秀なメンバー、参謀、クリエイターをうまくマネジメントしているんでしょうね。

ソニー(旧東京通信工業)創設者の井深大さんと盛田昭夫さんもエンジニア・経営営業の組み合わせでしたが、CFO×CFOの組み合わせも今風で破壊力があります。

 

ソニー設立趣意書

「真面目なる技術者の技能を、最高度に発揮せしむべき自由闊達にして愉快なる理想工場の設立」

設立時のパーバスが、今、実現のものとなっています。

エンタメSONY、頑張ってほしいと思います。

ただ、流行りすたりの激しい世界・・・チャレンジ、冒険し続けなければ、明日はありません。

がんばれ!SONY


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