一時期、ドツボにハマっていたSONY。
中国、韓国の家電メーカーに追い上げられ、パソコンや携帯からも撤退しました。
日立やパナソニックも頑張っていますが、アジア勢のパワーに押されています。
そんな中、ソニーは、今、エンタメのチカラで復活しました。
現在、ソニーの売上の6割は、エンターテイメント事業で稼いでいます。
今週の日経ビジネス誌2025.2.3号の特集記事は「さらば、エレキのソニー エンタメで最高益、吉田改革の舞台裏」。
ソニーの現在を取材しています。
Contents
Part1 株価最高値 エンタメで完全復活 探るヒットの法則
Part2 国産アニメを世界へ 制作と歓喜の好循環
Part3 鬼門のエナジー創出 越境者の育む新体験
Part4 エレキに新たな役割 名作生むプロの相棒
今までのSONYの主力製品は、電気製品、音響機器、カメラというイメージでしたが、今は違います。
売上13兆円の6割、営業利益の6割をエンタメが稼ぎ出しています。
SONYのエンターテイメント
1 ゲーム・・・プレイステーション、アストロボットなど
2 映画・・・スパイダーマン、グランツーリズモなど
3 音楽・・・YOASOBI、CreepyNutsなど
4 アニメ・・・鬼滅の刃、俺だけレベルアップな件など
クリエイティブな経営が、世界的な大成功をおさめています。
ただ、売上はネットフリックスの3分の1。
ウォルト・ディズニーに次ぐ世界3位にとどまっています。
ハード面では今年米国で受賞した「SHOGUN」を撮るために使った映画カメラや、トランプ狙撃事件に撮られた有名なショットもSONY製とのことです。
世界のプロフェッショナルはハイエンドのソニー製品を使っています。
面白いのが、吉田会長CEO、十時社長は、いずれもCFOだったこと。
最高財務責任者が、ハードからソフトへ、エンタメSONYを牽引してきたことは凄いと思います。
おそらく優秀なメンバー、参謀、クリエイターをうまくマネジメントしているんでしょうね。
ソニー(旧東京通信工業)創設者の井深大さんと盛田昭夫さんもエンジニア・経営営業の組み合わせでしたが、CFO×CFOの組み合わせも今風で破壊力があります。
ソニー設立趣意書
「真面目なる技術者の技能を、最高度に発揮せしむべき自由闊達にして愉快なる理想工場の設立」
設立時のパーバスが、今、実現のものとなっています。
エンタメSONY、頑張ってほしいと思います。
ただ、流行りすたりの激しい世界・・・チャレンジ、冒険し続けなければ、明日はありません。
がんばれ!SONY