人が集まり組織が形成されると、デキる人、フツーの人、デキない人に3分類されると言われています。
デキる人は上位20%、フツーの人は真ん中の60%、そしてデキない人は下位の20%という比率に収束します。
「2・6・2の法則」と言われています。
デキる人は「人財」、フツーの人は「人材」、デキない人は「人在」とか「人罪」とか揶揄されます。
パレートの法則にも似ています。
名経営者と言われた米国GE社のジャック・ウェルチさんは、毎年、最下位の10%の労働者をレイオフしたことで有名です。
学校では一番下に合わせて事が進みますが、企業経営では最上位のレベルに合わせて仕事やマネジメントが進んでいきます。
昆虫・アリの世界でも、働かない蟻(あり)が2割いるそうです。
どうやら、アリの世界にも262の法則があるようです。
その働かないアリを集めてきて、野に戻すと、8割のアリが働き始め、やはり2割のアリが遊んでいるという研究があります。
面白いですね。
組織、集団の維持のために、こうした遊んでいるアリがいるとのことです。
全員が全力で働いていると、自然災害や外敵の攻撃があった場合、組織が崩壊すると言われています。
組織の遊び、余裕、ゆたりを持たせることが組織存続のために必要なんですね。
でも、個人的には、ただいるだけの「人在」、いることで迷惑をかける「人罪」にはなりたないものです(笑)。