前著「世界のエリートが学んでいるMBAマーケティング必読書50冊を1冊にまとめてみた」「世界の起業家が学んでいるMBA経営理論の必読書50冊を1冊にまとめてみた」に続く、永井孝尚さんの新刊が刊行されました。
「MBA必読書シリーズ」の3冊目、三部作になりました。
世界の起業家が学んでいるMBA経営理論の必読書50冊を1冊にまとめてみた
永井孝尚著 KADOKAWA刊 1800円+税
著者は、日本IBMのマネジャーを経て会社を設立したマーケティング戦略コンサルタント。
マネジメント本を多読した博覧強記のコンサルです。
目次
第1章 経営と組織・・・ドラッカー マズロー ミンツバーグ ジェニーン・・・
第2章 仕組み・・・ポーター 柳井正 ゴールドラット・・・
第3章 人材・・・エリック・シュミット ビアー・・・
第4章 お金・・・稲盛和夫・・・
第5章 リーダーシップ・・・ドラッカー ゴールマン 出口治明・・・
第6章 社会と未来・・・中根千枝 ラワース・・・
今回の「MBA経営理論の必読書50冊」も図やイラストを入れて、とても読みやすくなっています。50冊のマネジメントの名著を6ページで解説。
ご自身の体験も踏まえ、とても分かりやすく解説しています。
解説のあとには、POINTが1行でまとめられています。
ドラッカー「現代の経営」・・・「企業の目的=顧客の創造」を常に忘れるな
マズロー「完全なる経営」・・・人間の大きな潜在力と可能性を企業はまだ活かせていない
ミンツバーグ「マネジャーの実像」・・・マネジメントとは「皿回しの曲芸」である 「マネジャーの矛盾」について思考せよ
ジェニーン「プロフェッショナルマネージャー」・・・経営は「終わり」から考えよ
スマイルズ「自助論」・・・努力を愛するのではなく、愛せる努力を見つけろ!
巻末には、出典の一覧が出ていますので、同書を読んで、さらに原典にあたって知識を深めていくことが出来ます。
中小企業診断士の受験生や若きビジネスパースンが読むと、経営、マネジメントの世界にスムーズに入っていけると思います。
今回の新刊は、400ページの大作です。
マネジメント名作本50冊を一冊で読めると言う、とってもお得な一冊です。