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博士を生かせ TSMC・富士通・ポケモンの知恵 日経ビジネス誌の特集記事・・・出でよ!「マルチタレント」な博士人財

2024年10月17日 | 社会・経済

大学院に行ったら就職に不利、院卒は社内で使いにくい・・・日本では高学歴人財の活用、活躍が難しい産業社会でした。

それがAI、DX、半導体の時代に突入した今、大きく変わりつつあります。

GAFA(グーグル、アップル、メタ、アマゾン)では、博士(Ph.D)やダブルマスターが大活躍し、新しいテクノロジーやイノベーションを次々と産み出しています。

日経ビジネス誌2024.10.14号の特集記事は「博士を生かせ TSMC・富士通・ポケモンの知恵」。

時代は変わりました。

Contents

Part1 激化する博士争奪戦 TSMCは全国を行脚

Part2 ゼロからイチへ 博士を生かす3つの道

Part3 企業で「輝く博士」育成へ大学も変わる

 

現在の日本の博士人財は、主要国の4割以下という人材難だそうです。

熊本や北海道などに半導体の工場が集積していますが、高度知識人財が不足しているそうです。

同特集では、TSMC、富士通、コニカミノルタ、ポケモンなどでの博士人財の活用について取材しています。

「大学院での専門を問わずに博士を生かす」ために、コニカミノルタでは、3つの方針を出しているそうです。

1 専門外の領域にも関心の高い人財を採用

2 DXなどの知識は社内研修でサポート

3 能力や実績に応じて飛び級で昇進も

これにより、「マルチタレント」な博士人材を採用、育成していくとのこと。

なるほどです。

今まで企業内で使えないと言われていた博士。

国際競争力の低下が続くこの国の救世主になるのでしょうか?

キャッチアップの時代から、ゼロイチ、イノベーションの時代へ。

高度な専門性が求められる時代になりました。

大学や研究機関の在り方も大きく変えていかなければなりません。

文部科学省も博士人材の輩出、活用に向けて方針、施策を打ち出しています。

がんばろう!ニッポン


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