能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

流行は一瞬・・・祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり・・・高級食パン店がどんどん減っています おにぎり屋、りんご飴店、日本茶専門店の末路は?

2024年07月30日 | マーケティング

ブーム、はやり、流行ということは恐ろしいものです。

瞬間最大風速でドカンと普及したものが、徐々にではなく、一瞬輝いて、一気に消えていきます。

最近でいうと、高級食パン専門店の乱立。

東京発の高級食パン店が広島市内にもたくさん出店しました。

パン店出店のコンサルタントまで現れ、キレのある店名や店舗までプロデュース。

それが、1年もたたないうちに半減しています。

おそらく店舗出店の初期投資(イニシャルコスト)を回収したところは少ないと思います。

残るのは、1社か2社になると思います。

タピオカやかき氷、アップルパイ、唐揚げ、マカロンやベーグルといった業種業態も同じように消えていきました。

祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり・・・平家物語の世界です。

起業家精神、アニマルスピリットが旺盛な友人の経営者は、「ヒット&アウェイ」という戦略戦術で、米国発、東京発の流行を取り入れた店舗を出店し、ダメなら即撤退という経営をしていました。

しかしながら、資金が枯渇したため、本業回帰、原理原則に立ち戻ると言っていました。

出店には数千万円がかかり、ここに労務費などが絡むと大変なことになります。

最近では、広島市内には、おにぎり屋、りんご飴店、日本茶専門店などが新たに出店し始めました。

ネット販売や出前営業ではなく、リアル実店舗での営業です。

いつまで営業を続けられるのか?

流行に飛びつく一元客ばかりで、リピーターが取れなければ経営を続けることは出来ません。

飲食店でいくと、東京で3年、地方で半年と言われています。

いろいろな店が出ては、消えて行く・・・。

資本主義の光と影・・・ちょっと心配です。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 円安基調は続くんでしょうか... | トップ | カープ、地元マツダスタジア... »
最新の画像もっと見る