パリ五輪で欧州旅行している友人から、涙のメールが来ました。
円の弱さ、現地の物価高・・・今までとは全く異なるニッポンが弱体化していることを体感しているとのことでした。
日銀が介入しても、なかなか円安基調は変わらない日本経済です。
自動車や工作機械などの大手企業は、過去最高益を出していますが、それが中小企業に波及しないため賃上げも設備投資にも結び付かないのが現状です。
少子高齢化、人口減少、インフレ、公的年金への不信感、ゾンビ企業の増殖・・・。
先行きも不安マックスです。
政府もSociety5.0やイノベーション加速化などを打ち出していますが、この国の国際競争力はダウントレンドにあります。
経済安保もあり、九州熊本や北海道に半導体工場を造っていますが、稼働し始めたときには情勢も変化して、またまた撤退ということがあるかもしれません。
ビッグテックもプラットフォーマーと言われる米国のGAFAM(グーグル、アップル、アマゾン、メタ、アマゾン、マイクロソフト)が世界を制しており、ここに入り込んでいくことは難しい状況です。
ただ、歴史を見ると永遠に続く企業はありません。
GAFAMの中から、落ちこぼれる企業が出てきて、そこに割り込むことができるか?
あるいは、新しい業種業態が生まれたり、今までなかったドメインが生まれるか?
再び、国際競争力、円高基調を取り戻すポイントになると思います。
ニッポンのSDR(ソフトバンク・DeNA、楽天)あたりが反撃の狼煙を上げることができるかだと思います。
でも、国際競争は熾烈。
先行投資も米国企業が10倍以上・・・。
戦争は究極、経済力、国力の戦いと言われていますが、第二次世界大戦開戦時の時も米国は日本の11倍の経済力がありました・・・。
となると、あとは敵失か、偶然のラッキーしかないと思います。
期待しているのは、日本近海やEEZ内で大量の天然ガスやレアアースが発見され、米国のシュールガスのように事業化されること。
資源のないわが国の最後の切り札になると思います。
1ドル100円・・・円高になれば世界旅行に出かけたいなあと思います。
はたしていつになることか・・・笑。
がんばろう!ニッポン