昨夜、オンラインで東京と結びダイアローグインザダークで有名なダイアローグ・ジャパン・ソサエティの志村真介代表と米倉誠一郎教授のお話を聴きました。
志村さんの立ち上げたダイアローグと言う組織は、とても「しぶとい会社」。
「目が見えない人」「耳の聞こえない人」「齢を重ねた人」たちまハンディキャップを強みに変えるという大志、ビジョン、使命感・・・。
リーマンショック、代表が余命4時間という大病、東京五輪による家賃高騰による常設の青山からの撤退、そして新型コロナウイルスの襲来・・・。
それらを乗り越えて、前へ前へと進む・・・本当にすごい方です。
「あきらめるまでは失敗とは言えない」「倒れる時は、前に倒れる」というのがモットーだそうです。
今週号の日経ビジネス2020.10.26号の特集は、「しぶとい会社 ピンチをチャンスにする技術」。
コロナ禍で苦戦を強いられるニッポンの会社への、日経ビジネスからのエールです。
ソフトバンクや星野リゾートなどのケースが紹介されています。
危機を好機に変える4つの技術
技術1 まず動揺を防ぐために 遠大な視野を持つ
→長期の目線を大切にする
→最悪の事態を想定する
→逆算して行動を決める
技術2 反発力を高めるための 社員の自己肯定感
→自らの強み、弱みを整理する
→ミッションを明確化する
→自信を持つ
技術3 苦境を脱するための 他者を巻き込む風土
→抱え込まず、周囲と連携する
→外向きの目を大切にする
→危機感、すべきことを共有する
技術4 スピード感をはぐくむための 現場優先の意思決定
→自分自身の足で立つ
→お互いを信頼しあう
→素早く反応する
なるほど・・・これらの行動が取れれば、前に前に進むことが出来ると思います。
ABC・・・当たり前のことを、バカになって、チャレンジする!
脳科学者の岩崎一郎さんによると、「ピンチになれば視野が狭まる」「対策は日常から・・・安全基地、感謝、座禅」と助言されています。
さらに、サントリーHDの新浪社長とアートコーポレーションの寺田千代乃名誉会長が、「ピンチで折れないリーダーの条件」を3つずつ挙げています。
サントリーHD 新浪社長 危機を好機に変える3カ条
1 やり遂げる覚悟を示す
2 ヒントをもらえるネットワークを持つ
3 前向きな長期目線を持つ
アートコーポレーション寺田千代乃名誉会長 危機を好機に変える3カ条
1 時代を読み、自社の資産を生かす
2 できると信じ、悪い流れを変える
3 現場への原点回帰
自社の強みの再認識、自己肯定感、原点に戻る、長期目線、ネットワーク・・・。
コロナ禍の今こそ、冷静になって足元をもう一度見つめ直すことから始めなければなりません。
がんばろう!ニッポンの企業