原爆ドームから元安橋を渡ったところにある原爆の子の像。
平和を祈る子どもたちの聖地です。
全国、世界から平和を祈る子どもたちから折り鶴が日々届けられています。
一つの場所で、これだけ「平和」という2文字が見られる場所はないと思います。
こどもたちが一生懸命作った作品です。
折り鶴・・・とても日本的な、そして日本人の情緒をなでてくれます。
2歳の時に被爆した佐々木偵子さん。
放射能により白血病にかかり入院。
名古屋にいる友達からお見舞いのための折り鶴を送られ、偵子さんは考えました。
「千羽の折り鶴を折れば、病気が治る・・・」
そこから偵子さんの折り鶴制作が始まります。
残念にながら、偵子さんは死去・・・享年12歳。
本当に無念だったと思います。
人生これからという時に・・・。
平和ボケしていた小職にとって、ウクライナの悲劇は後頭部を鈍器で殴られたような衝撃でした。
疫病も戦争も回避できない人類・・・。
情けないというか、悲しいです。
国連も安保理も機能していません・・・。
しかも常任理事国が武力による現状変更をしかける・・・。
常軌を逸しています。
原爆の子の像。
世界中のこどもたちの平和への祈りが、ここに結集しています。
ここに集まった折り鶴は、一定の日数がたつと再生紙として再利用、しおりやメモとして販売されます。
昨年は、原爆の子の像の鐘に、スズメが巣を作りました。
撤去するという話も出ましたが、広島市民の声があがり巣立ちまで待つということになりました。
心温まるストーリーです。
ウクライナに平和を!
こどもたちを守れ!
ヒロシマからの叫びです。