日経ビジネス2020.11.9号の特集は、「コロナ後の新人 職場の希望かお荷物か」。
楽しく読みました。
新型コロナウイルスの影響で、新入社員研修や職場でのOJTを受けられなかった新入社員たちが、今、どうなっているのか?
結論から言うと・・・大丈夫です、たくましく育っています・・・。
安心しました。
PART1 研修、OJT、先輩との対話・・・全部省略 まともに育つか?今年の新人
PART2 成長力、定着率とも異常なし 今年の新人 実はむしろ有望説
PART3 教育なくても子は育つか もう不要?昭和流「新人への洗礼」
PART4 新人教育改革の難問 世の中の不条理 一体誰が教える?
学卒で今年就職した新入社員は、デジタルネーティブ世代。
11歳の時に、iPhoneを手にした世代です。
会社で、おじさん世代がPCと格闘しているのを横目に、スマホやPCを使いこなし、オンライン研修や会議が出来ます。
withコロナの時代、満員電車や退屈な新入社員研修、一兵卒から始まる職場でのOJT、いつ終わるかもしれないという長時間の会議などを経験することなく、会社員デビュー。
先入観やステレオタイプもなく、フレッシュな視点・視座でニッポンのカイシャを見ることが出来ると思います。
働き方改革、ワークライフバランス、ダイバーシティ、テレワークなどの理想を、自然にこなし、5年後、10年後には、日本の働き方を変えるジェネレーションになるのではないでしょうか?
ちょっぴり羨ましくもあります。
昭和型の厳しい新入社員研修や新人指導は、もうやめませんか?
同誌では、成長効果が期待できないものとして、以下をあげています。
1 なぜそれをやるのか目的が判然としないOJT、研修
2 放置型OJT
3 実践的でなく難解すぎる研修
4 発想や行動を強引に型にはめるOJT、研修
5 参加強制力をともなう飲み会
6 新入社員を過剰に圧迫するその他の歓迎イベント
本当、そのとおりです。
最後のパートでは、「世の中の理不尽」をどう教育するか?という問いをあげています。
これは、もう、場数を踏むことと、失敗し学ぶということにつきると思います。
それが君たちのキャリアを厚く、熱くしていきます。
明日の日本経済を支える若者たちにエールを贈りたいと思います。
人事教育担当者、必読の特集です。