能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

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EVシフト!ニッポンの自動車業界は生き残れるのか?自動車業界で生きる550万人の人たちの不安と希望 明日へのビジョンが欲しい

2022年01月10日 | マーケティング

新年の新聞に、日本自動車工業会をはじめとするニッポンの自動車業界の広告が掲載されていました。

世界の自動車業界は、地球温暖化防止に向けてのカーボンニュートラル、脱炭素施策により、EVシフトに舵を切っています。

ゲームのルールが間違いなく変わります。

かって、世界を制覇した白物家電、半導体も、あっと言う間に、アジア諸国に追い抜かれてしまいました。

悪夢がよみがえります。

米国テスラ社の株式時価総額はトヨタの3倍。

勢いが違います。

さらに、CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)が付け加わると、ニッポンの分が悪いように思います。

中国では数十万円で買えるEVを開発、インドでも同じような動きがあります。

 

そんな中、掲載された550万人と日本国民へのメッセージ。

日本の基幹産業である自動車業界の魂の叫びだと思います。

自動車メーカー、部品メーカー、各種サプライヤー、ディーラー、整備工場などなど自動車産業は日本の雇用の10%近くを産み出しています。

ニッポンの自動車が世界に敗れると、the endです。

個人的には、イメージ広告ではなく、ニッポンの自動車のビジョンや志、具体的なイノベーション、ストーリーを語ってもらいたかったですねえ。

 

でも、ピンチはチャンス。

きわめて困難と言われた米国マスキー法の規制を初めてクリアしたHONDAのように、画期的なイノベーションが明日を切り拓くことになります。

イノベーションを起こすことが出来なければ、自動車業界の明日はありません。

トヨタでは、2030年までに350万台のEV販売を目指すと公表、EV開発に4兆円を投入、ウーブンシティの建設なども決定しました。

 

広島市もマツダを中心とした自動車城下町。

トヨタのある豊田市、愛知県と同じです。

自動車での国際的な競争に敗れると、街自体が沈下してしまいます。

日本人の「ものつくり」スピリットを呼び戻し、新しい明日の乗物、ビークルを産み出していくしかありません。

がんばれ!ニッポン


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