能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

ビジネス・フレームワーク 使いこなすことが出来ないと意味がないビジネスツール 日経文庫ビジュアル

2014年03月25日 | 本と雑誌

フレームワーク本が出るたびに買ってしまう悲しい性(さが)。

FWが十分使いこなせていないからでしょうか(笑)。


わたしがいた大学院の教授は、フレームワークを語る場合に必ず「ビジネス」を付けて「ビジネス・フレームワーク」と言われていました。

ビジネス、経営の世界でMECEを実現するため、思考の枠組みを形作るための「ビジネス・フレームワーク」は本当に便利なものです。

カナヅチを持つとすべてのものが釘に見えてくる」という格言があるようですが、

以前参加した中小企業診断士の更新研修で、ミスターハンマーがいました。


改善提言書を全てビジネス・フレームワークで切ってしまうという徹底ぶり。

PEST分析、5Fで外部環境を切り、SWOT分析、VRIO分析、3C分析で内部資源を整理、STPでターゲットを補足、4Pで戦略を打ち出す・・・まさに教科書どおりの展開に苦笑したことを覚えています。


「ビジネス・フレームワーク」 日経文庫ビジュアル

堀公俊著 日本経済新聞出版社 1000円+税


キャッチコピーは「分析、発想、決定まで思考ツール200種を網羅」。

ニページ見開きで分かりやすく解説。

各ページには、「基本のカタチ」と「応用のヒント」、そして右ページにはビジュアル解説。

特に、応用のヒントには、今まで気づかなかったポイントが示されています。


目次

第1章 戦略立案のフレームワーク

第2章 マーケティングのフレームワーク

第3章 問題解決のフレームワーク

第4章 マネジメントのフレームワーク

第5章 組織開発のフレームワーク


PREP、FABE、PRAM、OARRといった初めて知ったフレームワークもあり、なかなか勉強になります。

新入社員から経営者まで、幅広く読者層を獲得しているようです。

この価格で、この中身・・・おすすめの一冊です。

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