広島市の中心市街地の中央にあるアンデルセン。
アンデルセングループの中核店です。
2020年にリニューアルオープンしてたくさんのお客さんで賑わっています。
先日、東京の友人が広島に訪れた際にランチに案内しました。
彼は言いました・・・「アンデルセンって、広島が創業の地なの?」。
驚いていました(笑)。
アンデルセンは、1948年に高木俊介さんが広島市南区で創業。
1967年にはデンマーク・コンセプトのパン屋さんとレストランを融合させた店舗アンデルセンを開業しました。
日本で初めてパンのセルフサービス販売を開始。
1970年には東京・青山に店舗進出。
1972年には冷凍パン生地製法の特許を無料開放し、これが日本におけるパンの普及拡大に大きく貢献しました。
さらには、リトルマーメイド、タカキベーカリーなどの業態進出して多角化していきます。
この建物は、旧三井銀行、旧帝国銀行が使用していたルネサンス様式の建物。
1945年、米軍により投下された1発の原子爆弾で壊滅・・・被爆建物です。
1967年にアンデルセンがこの建物を買い取り改修しました。
広島アンデルセンは、1階はパンや総菜を販売。
2階のレストランでは、洋食を楽しむことが出来ます。
デンマークのライフスタイル「ヒュッゲ」をコンセプトにした空間になっています。
ヒュッゲ(hygge)とは、デンマーク語で、居心地の良い空間に満足感を感じることや、小さなことに幸せを感じることなど、デンマーク人の心の持ち方を指す言葉。
いち早くこのコンセプト取り入れた創業者のアイデアには脱帽です。
SDGsやESG、ソーシャルやサステナビリティ・・・資本主義の限界が見えてきた今こそ、「ヒュッゲ」のライフスタイル、思想が活きてくるのだと思います。
がんばれ!アンデルセン