伊藤穣一さんの新刊。
今年一番の話題、ChatGPTのリリースにより、現実のものとなった生成AI。
対話型AIとも呼ばれています。
インターネットやiPhoneに並ぶくらいの世の中にあたえるインパクトがあると言われています。
LLM(大規模言語モデル)を実現したChatGPT・・・このLLMには巨額の資金が必要と言われています。
AI DRIVEN AIで進化する人類の働き方
伊藤穣一著 SBクリエイティブ刊 1600円+税
伊藤穣一さんは、MITマサチューセッツ工科大学メディアラボ所長から千葉工業大学変革センター長へと転身されているAI、ITのスペシャリストです。
目次
序章 AI DRIVENで生まれている世界のメガトレンド
第1章 仕事 僕たちの役割は「DJ的」になる
第2章 学び方 必要な学びをそれぞれが選択するようになる
第3章 イノベーション 創造は「ゼロからイチ」ではなくなる
第4章 リーダーシップ 「人間を見る力」が問われる時代になる
第5章 新時代をサバイブするためのAIリテラシー
同書によると最新の4でも完璧ではないが、仕事をゼロからスタートする時代は終わり、ChatGPTを活用して「たたき台」を作り、それを専門家としての人間がチェックするという時代になったと指摘します。
定型業務や文書業務は1000分の1になると言います。
文書だけではなく、画像やデザインも創り出せるAI・・・すごい時代になったものです。
同書では、これからの世の中は、DAOと呼ばれる分散型自律組織が世界中に出来、資本主義社会の申し子の「会社」に変るコミュニティが誕生するとしています。
このDA0は、生成AIとの相性が良く、世のため人のためになる新たな動きが明日を作ります。
ChatGPTは、旧版の3.5であれば無料、最新の4は月20ドルだそうです。
使い方のポイントは、ChatGPTに入力するプロンプトと呼ばれる指示。
「誰になってほしいかを明示する」「盛り込む情報量」などコツがあります。
ChatGPTを使いこなすスキルは、これからの時代、必須となると思います。
ぜひ読んでいただきたい伊藤穣一さんの新刊本です。