会社という魔物・・・働く人の8割が「強い不安」を持っているとのこと。
そういえば、身近でメンタルに課題を持つ人が増えてきたような気がします。
日経ビジネス誌2024.4.15号の特集記事は「メンタルクライシス 人と会社を守る4つの処方箋」。
そういえば経営者の方から社員のメンタルヘルスについての悩みを聞くことが多くなったような気がします。
日本人が弱くなったと言うよりは、仕事の複雑化・難化、業務量の増大、人員の減少、ITやDX要因などがあるのだと思います。
Contents
Part1 社員を追い詰める職場のストレス5選
Part2 社員を守る企業の工夫 階層別にアプローチ・・・丸井、オムロン、大和証券、ユニチャーム
Part3 経営者たちのメンタメルヘルス 滝行にトライアスロン どん底で見つけた光
社員を追い詰める職場のストレス
1 リモートワークストレス・・・出社頻度のミスマッチ、生活時間の調整が重荷
2 カスハラストレス・・・迷惑行為や暴言に打ちのめされ出社拒否
3 仕事で低評価・・・人事制度の複雑化で不満爆発
4 逆パワハラストレス・・・部下に上手にもの言えず、無気力状態
会社の中は、ストレスや不安でいっぱいです。
会社は、ストレスチェック、コーチング、マインドフルネス、フロー状態などの対策を打っています。
ただ、メンタルは社員ひとり一人によって個体差があるため、万全な対策はない状態です。
上司、上長は、メンバー、部下の様子をよく観察して声掛けすることが有効です。
ネガティブな声掛けはNG!
「顔色悪いね」とか「鬱ぽいね」などは絶対にダメです。
親身になって優しい声掛けが良いとのことです。
「体調はどう?」
「最近、ちゃんと眠れてる?」
「身体、しんどくない?」
「顔色悪いけど何かあった?」
「具合悪そうだから病院行ってみたら?」
相手に優しい適切な質問は、まさにコーチングにおける発問の技法です。
トレーニングすれば確実に技術があがります。
また、積極的傾聴(アクティブリスニング)と呼ばれる相手の話をしっかり聴き受け止めるという技法も大切です。
さらには、何でも話せる、何でも相談できる「心理的安全性」のある職場づくりも重要です。
部下の状況に気を使いながら、パワハラにも気を付けながらマネジメントしなければならない管理監督者も大変な仕事です。
人口減少、労働力不足の進行の中、大切な人財を維持、向上させていくことはマネジャーの使命です。
でも、同時に自分自身のメンタルも守っていかなければなりません。
大変な時代になったものですね。