人生の後半生を、どう生きるか?
書店では、ライフシフト本や定年本、70歳本、80歳本が平積みになって売れているようです。
人生100年時代・・・みんな悩んでいるんですね。
人生の後半戦を図解で考えよう、自分自身のコンサルタントになろうという新刊書籍が刊行されました。
人生は図で考える 後半生の時間を最大化する思考法
平井孝志著 朝日新書 890円+税
著者は、筑波大学大学院ビジネスサイエンス系教授。
MITのMBAを取得、外資系コンサルティング会社、デルやスタバといった外資系企業に勤務したキャリアを持つビジネスパースン。
50歳でキャリアチェンジ(相転移)して、大学の教員になった方です。
自らの失敗体験や成功体験、奥様とのやり取りなどの実体験を交えて、面白おかしく話が進んでいきます。
目次
第1章 図解で後半生を捉え直す
第2章 図解で自己実現する
第3章 図解でより良い選択を導く
第4章 図解で苦難を克服する
第5章 図解で幸せを考える
同書では、ホロニック思考、バックキャスティング思考、オンリー1思考など21の著者オリジナルの思考法、図解方法が紹介されています。
簡単な「図」に落とし込むことにより、人生を俯瞰する、新たな発見が出来るという寸法です。
実際に、鉛筆を持って図解することにより、これからの後半戦キャリアに新たな視点を与えてくれます。
著者は言います。
「人生の前半生=人生を構成していく時間 人生の後半生=人生を統合し味わう時間」
「人生を無限競争にしない」
「周りとの関係性こそが自分自身」
「後半生は、狭く&深くが、良い」
「後半生は、考動を!(能動的に意味ある世界に変えていく)」
「夢とはゴールでなく過程である」
「今一度、新鮮な時間を生きて、人生を拡張する」
「計画があれば、ただの道が、旅になる」
「善く生きる以外に、道はなし」
「犬の道=今、ここ=悟り=人生の充実」
「次につなげることが出来たか?」
人生の後半生では、人生のギアチェンジが必要と著者は説きます。
同書の横にA4サイズの白紙を置いて手を動かしながら「図解」していけば、きっと新たな発見があると思います。
人生の後半戦では、「好きなこと」「やりたいこと」「わくわくドキドキすること」をテキトーに自我流で進めて行きたいなあと考えさせられた本でした。