能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

ブラック企業と若手が育つ企業は違う! 若手社員を鍛える組織に明日があると思います 今どきの若手の鍛え方

2013年04月13日 | 本と雑誌

「それをやったらブラック企業 今どきの若手の鍛え方」

日経ビジネスの今週号2013.4.15の特集です。

 

自分自身の理解としては、労働法に違反する企業をイメージしていたのですが、どうやらそうでもないらしいのです。

採用面接での圧迫面接的な対応、

ソーシャルネットワークを通じた若手社員のつぶやき、

出入り業者からのウワサなどで、その企業の評判が大きく損なわれることがあるということなのです。


昭和の時代でも、世に言う厳しい企業はたくさんありました。

京セラ、野村証券、住友銀行、リクルートなど若手社員を徹底的に鍛え、脱落すれば自主退社、離職率の高い企業は存在していました。

そこへの入社を希望する学生も、かなりの猛者で自信をもった若者が多く、いわばフィルターになっていたのです。

そして、採用された社員はデキる人材の中で切磋琢磨し、それが企業業績を上げていったのです。

最近では、IT系、サービス系のベンチャー企業も、イケイケドンドンで急成長している企業組織でも、ブラック企業的なところも多々あるように思います。


今回の日経ビジネスでは、ブラックの噂のあるファーストリーリング(ユニクロ)の柳井正会長兼社長が登場。

次のように述べられています。


「若いうちは甘やかされず厳しく育てられた方が幸せ」


「世界は競合ばかり。彼らより低い水準で勝負しても勝てるわけがない」


「ブラック企業という言葉は、旧来の労働環境を守りたい人が作った言葉だと思っています。」


最後のフレーズには同意できませんが、柳井社長の言われている、鉄は熱いうちに打て・・・という部分は大賛成です。

安定志向と言われる20歳代の若者、ただ安住しているだけでは自分自身のポテンシャル、可能性を引き出すことができないのではないでしょうか?

特に、社会人になって最初についた仕事、最初の上司は生涯にわたり影響を与え続けるように思います。


石の上にも3年、そこまでは全力で仕事に取り組む・・・。

そこで適性や将来性、自分のやりたいことを再考・・・。

そして転職ということでもいいように思います。

ドラッカー博士も「最初の仕事は、くじ引きのようなもの」と喝破しています。


コンプライアンスに違反するブラック企業は淘汰されるべきですが、

若手を厳しく指導育成する企業は将来に向かって成長していくと思います。


同誌の31ページに「ブラック予防に不可欠な仕組み10」が掲載されています。

これは最低限遵守すべき事項で人事部や管理監督者はココロしてマネジメントすべき事項。

これを最低限守って、その上に「わが社らしさ」を出す。

それが大切だと思います。


「ブラック予防に不可欠な仕組み10」

1.休日取得の保障

2.サービス残業の根絶

3.暴力的指導の根絶

4.ノルマの適正化

5.休憩時間の保障

6.賃金水準の適正化

7.社内いじめの根絶

8.人事考課の近代化

9.セクハラ、パワハラの根絶

10.使い捨てでない中長期キャリアプランの提示


今時の労務管理・・・けっこう、たいへんです。


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マダム・タッソーTOKYO in お台場 美しきマリリンやオードリーに会うことが出来ます フォトもOK!

2013年04月08日 | 美術館・アート

お台場・デックスにオープンした「マダム・タッソー東京」に行ってきました。

一言でいうと、「思った以上」「期待以上」。

なかなかのものでした。

最大のメリットは、いっしょに写真を撮れる、人形に触れられるということです。

 

1789年のフランス革命のギロチン台で首を落としたフィギィアを作っていたとされるマダム・タッソー。

ストラスブール生まれの彼女は、フランス、イギリスなどを巡業したなかなかのやり手のようです。

短いVTRでマダム・タッソーを知るコーナーもあり勉強になりました。

一度は訪れたいスポットだと思います。

マリリンのアップ・・・まるで生きてるようです。


英国のロイヤルファミリーも・・・

シャラポワさんも汗をかいています・・・


竜馬さんも・・・


そして、オードリー・・・本当に美しいです。


今、東京で最も楽しい場所の一つだと思います。


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能率技師と経営コンサルタント 日本のマネジメントの開花期・・・上野陽一、山下興家、伍堂卓雄

2013年04月07日 | マネジメント

今から約100年前の20世紀初頭。

日本の産業界に科学的な「マネジメント」の概念が普及し始めました。

米国のテーラーやギルブレスが先導した科学的管理法(サイエンティフィック・マネジメント)を翻訳、導入しようという動きが加速したのです。

当時の日本の大手企業にも科学的管理法の信仰者はいましたが、ある種独立した立場から企業を指導する専門職が誕生しました。

「能率技師」

今でいう経営コンサルタントです。


当初は、製造現場における非効率を是正し、生産量増大、生産性向上、作業スペース縮小、工数・人員の縮小に向けての指導を実施したのです。

それまでのデキルだけ主義、成行き管理、根性主義が蔓延していた現場は、大きく変わっていったのです。


その中で、名実ともにスーパースターだったのが、

「能率」のコンセプトを普及させた上野陽一(1883年~1957年)。

彼は、現場指導、講演、教育、執筆、出版、マスコミ出演などで脚光を浴びま

さらに、晩年には能率の普及のため学校(日本能率学校)の設立を行ったのです。


経営史に詳しい裴富吉教授は、当時の能率技師として、 「日本能率界の3先達」を挙げています。

民間人の上野陽一、官僚の山下興家、軍人の伍堂卓雄の3名です。 

 

山下興家18811960

1906年に東京帝国大学工科大学機械工学科を卒業し、南満州鉄道に就職。

1916年に鉄道院の技師となり、大井工場長、大宮工場長、工作局長として働き、1933年に退官。

日本機械学会の会長をつとめたのち、戦後の人事院設立とともに初代の人事官に任ぜられ、上野陽一とともに公務員制度の確立に尽力。

また、カナモジカイの理事をつとめ、上野とともに国語国字問題の研究を続けた。

 

伍堂卓雄

海軍軍人として呉海軍工廠における重工業分野での生産能率で大きな功績を残す。

伍堂は、東京帝国大学工科を卒業後、海軍に入る。後にリミット・ゲージ・システムと呼ばれる能率的分業体制を確立。

伍堂は、呉海軍工廠においてタイムスタティ、管理組織の研究を続け、国際的な軍縮の流れの中で、日本連合艦隊の機能強化に尽力する。

世界最大級の戦艦大和の建造でも使用されたブロック工法もこの時考案されたもの。

戦後は日本能率協会の会長をつとめた。


さらに、上野陽一とともに民間の能率技師と活躍した荒木東一郎も忘れるわけにはいきません。

 

荒木東一郎(19851966)

技術畑出身のエンジニア。

米国アクロン大学で工学修士を取得。

荒木と上野は、上野が日本産業能率研究所の所長を務めた時期に嘱託として参画。

能率理論の啓蒙を重視した心理畑出身の上野に対して、荒木は能率の実践指導を優先する技術畑、「考えるより行動、知識ではなく知恵」を主張。

荒木は、能率指導によって企業等が得られた利益に連動して報酬を受け取るという成果報酬の仕組みを日本で初めて採用した異色の経営コンサルタント。

著作や教育活動の多かった上野に対し、あくまで荒木は企業経営に密着した。


3人の能率技師・・・日本の産業界を変えていきます。


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安藤忠雄さんの設計した駅 毎朝、インスピレーションをいただきます・・・上野毛駅(東急大井町線)

2013年04月06日 | アート・文化

日本を代表する世界的建築家、安藤忠雄さん。


裸一貫で立ち上がり、日本各地にユニークな建築物を作り続けている異色の建築家・・・。

無機質なコンクリートに温かみが感じられるスゴいコンセプト・・・。

それが安藤さんの作品の特徴だと思います。

以前、瀬戸内海に浮かぶ島、直島の美術館やホテル、建築の美を堪能したことがあります。


その安藤さんが設計した駅舎があります。

東急大井町線の上野毛駅・・・。

人気のスポット二子玉川から一つ目の駅です。

この駅は、わたしが毎日使っている駅舎。

東急線には珍しく線路が一段掘り下げた場所にあります。


その屋根を暖かなコンクリートがおおい、一般道を挟んだ上部に穴の開いた屋根・・・。

朝、その穴を通して入ってくる朝日は、気持ちを覚醒させます。


ぜひ一度みていただきたい作品です。

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皇居の桜・・・日本を代表する風景 千鳥ヶ淵のサクラ・・・至極の美しさです

2013年04月05日 | まち歩き

東京の桜も最終段階・・・。

週末の爆弾低気圧で多くの桜が散る運命にあります・・・涙。

桜の名所・・・千鳥ヶ淵で2013年の最後の桜を堪能してきました。

本当に美しい桜がそこにはありました・・・。

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千鳥ヶ淵の桜
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少しアップにしてみました・・・
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黄色とピンク・・・絶妙な色合いです・・・

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英国大使館の桜も絶品・・・

 

満開・・・満開・・・満開・・・
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ニッポンの美!
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来年も・・・美しく咲いてほしい、皇居のサクラです。


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皇居の中にも喫煙スペースが・・・ありがたい、お心つがい パワースポット江戸城で一服

2013年04月02日 | まち歩き

スモーカーにとって住みづらい世の中・・・愛煙家にとって、肩身の狭い世間です・・・。


が、皇居の中にもありました・・・喫煙スペースが。

場所は、三の丸の芝生の横・・・二つの灰皿が設置されていました。

皇居の中で不謹慎な感じもしましたが、ゆっくりと一服させていただきました。

本当にありがたい瞬間・・・。

陛下のお心遣いを、勝手に感じてしまう自分でした。

ありがとうございました。

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江戸城の石垣跡から、少し大手門寄りの場所です。

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江戸城跡です。

ここは、パワースポット・・・身体じゅうで感じることができました。


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日本最高レベルのスモーキングスペース 喫煙家、バンザイ!二子玉川・高島屋の粋なはからい

2013年04月01日 | まち歩き

タバコを吸う人間にとっては、ホントーに住みづらい世の中になってきました。

どこに行っても禁煙スペース。

灰皿さえありません。

昔、昭和の時代は、どこでも煙草吸い放題だったのに・・・。税金を支払い、値上げに耐え・・・それでも吸うスペースを限られています。


そんな中、見つけました。

全国、タバコスペースを撮り続けているのですが、二子玉川・玉川高島屋で見つけました。

8階には、喫煙所、そこには何とキングサイズのソファー2つと灰皿1個。

しかも美術鑑賞をしながら、ゆっくりと一服できるのです。

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しかも芸術を堪能しながら・・・。

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ニコタマの高島屋さんには、バンザイ!です。

食後、楽しい一服をさせていただきました。

ありがとうございました。


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