今日、突然
クロサギを観に行ってきた。
仕事を一通り
順調に終えて
3時過ぎからの上映に間に合わせて行ってきた。
映画館、初めて入った。
いや
久しぶりに行ったので
昔とずいぶん変わった映画館に行ったということ。
平日の昼下がり。
地元の駅前の大きな映画館「東宝」が無くなって数年。
郊外に映画館ができた、というのはわかっていたが
行ったことがない。
クロサギが上映されなければ
行ったことが無い記録は更新されていただろう。
パンフレットはあったよ。
グッズは、ストラップが1個とTシャツがあったのみ。
思ったより寂しい。
他のグッズはどうなのか、聞きそびれた。
若い女の人が多かった。
試験を終えて、そのまま観に来ていた女学生たち。
50代の女性がお友だち同士で。
客席は半分ほど。
そもそも、平日はどのくらい入るのが普通なのか
基準がわからない。
私も急に午後空いて行くことができたので
働いている人には無理な時間帯。
土日は混むのだろうか。
友人の子供たち(中学生)が観に行ったときには
パンフレットが売り切れ状態だったとのこと。
それを聞いて焦った私だ。
2冊買おうと思ったが、次もあるので
その時に買おう。
感じたことを列挙。
全然、アイドル映画という意識がなかったよ、Pちゃん。
真面目に作られた映画。
竹中直人さんが思いのほか、良かった。
彼はこのごろの役として
軽い、いかにもインチキ風の役柄が多かったせいか
この悪役ぶりは最高に良かった。
彼こそ主役、と言ってもよかった。
こんなに活躍していたなんて、やっぱり中身を観ないと
わからないもんだね。
彼自身、非常に印象に残った映画だったのではないか。
そして石橋蓮司さんの凄み。
いやはや、Pちゃん、勉強になっているね。
彼らの怪物ぶりを目の前で見せられて
Pちゃんは幸せものだ。
これまで山崎努さんという怪優が身近だったけれど
他のベテラン俳優さんと共演できて
学ぶことが多い。
彼らは様々な映画で様々な役をやってきた人。
Pちゃんの、初めての映画主演、はホントひよっこなんだなあ
と思った。
その中で、堂々ガンバっていた彼が何とも愛おしい。
そして、ベテラン俳優の方々に御礼を言いたいくらいだ。
Pちゃんのナレーションは、まるで別な方がやっているのでは
と思ったほど、落ち着いたいい声だった。
違和感なし。
ストーリーは、もっとワクワク感、緊迫感が欲しかった。
でも、全く間延びせず、わかりやすいストーリーで
自分には合格点だった。
映画は娯楽。
楽しむもの。
そういう意味では成功だと思った。
御木本との対決、桂木を食うことはまだ未解決だから
次は「クロサギ異聞」として完結してほしい。
原作はまだ続いていくのだろうから。
吉川役の真希ちゃんとの関係もすっきりしていて
切なくてよかったよ。
真希ちゃんを強く振り払っていくところは切ないし
意志的な黒崎をしっかり演じていて
そこが私には印象的だった。
彼らは恋愛してほしいね。愛が芽生えてほしいね。
そんな気持ちにさせる2人の姿。
でも、愛とか恋とか要らないんだよね、黒崎には。
結構私は落ち着いて観る事ができた。
1回目は、落ち着いて観られなかったという人が多かったようだが。
2回目は、今度はPちゃんそのものを楽しんでくるよ。
山下君、ありがとう。
今、うちではいろいろと大変なことが連続しているけれど
クロサギを堪能できた2時間が
それらを一瞬忘れさせてくれた。
またすぐに映画館に行くからね。
エンドロールでは誰も立ち上がらなかったよ。
不思議ね。
館内が明るくなってようやく立ち上がっていたよ。
小さく、「ギラギラ太陽~」って歌ったよ。