僕たちの天使

私の愛する天使たち、ネコ、山P、佐藤健君、60~80年代の音楽、バイクなどを徒然に語っていきます。

(1/12)映画 メトロマニラ 世界で最も危険な街

2014年01月12日 19時52分58秒 | ドラマ
今日の午後
wowowの映画を観て
久しぶりに憂鬱、涙目、心が重くなってしまった。

日本未公開映画
イギリス、フィリピン共作の
「メトロマニラ 世界で最も危険な街」を観た。

貧困の家族が村を出て
フィリピンの大都市メトロマニラに移転し
そこに行けば
仕事があり、何とか暮らしていけるだろうと
希望を持つのだが・・・

職業斡旋所にて
すぐに騙され、有り金を取られる家族。

幼い子ども2人と若い妻と無垢な主人公の夫。
なぜ、すぐに騙される。
妻も働くが、いかがわしいバーでの接客。
夫は現金を運ぶ警備保障の会社。

信頼した上司に裏切られ
優しかった上司の妻にも裏切られ
登場する都会の人間は皆、騙しの人間。
とうとう
上司の罠に嵌り
犯罪に手を染める夫。
上司は殺され
夫も最後は殺される。
全然救われない。

しかし最後は
妻、子どものために
非合法で得た現金を残す夫の愛。
それが見事だった。

早く田舎に帰ればいいものを、観ている側は思っても
田舎に仕事がないのである。

ラストの場面は
その金をカバンに忍ばせて
子どもが助けた子ネコといっしょに
残された家族がバスに揺られて
村に帰っていく姿だった。


先日の台風被害後
日本のジャイカがフィリピン政府とともに
東日本大震災の防災街作りをヒントに
おおがかりな街復興計画を進めている。
日本人の知恵と技術が大いに役立ってほしいと思う。
火山、地震、台風といった
日本と同じ自然災害に見舞われる国。


フィリピンの貧困層の哀しみ。
まだまだ東南アジアのあちこちに
それが現実にある。

貧しい、というだけで
涙が出てきてしまう。
悲劇はいやだ。

再放送は
1月22日(水)夜11時から。
録画して観てください。
wowowシネマです。

この映画、賞を取ったようです。


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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
共感します (やすぞうです)
2014-01-23 20:55:29
昨日、見ました。
映画を見終わったとき、泣いてました。

妻子を助けられた安堵感はありましたが、フィリピンの貧困を考えると、深夜でしたが暫く寝れなかったです。
この映画を見ると犯罪の大半は貧富差が原因のような気がしますね。

それと同時に、家族を大切にしようと思います。
返信する
Unknown (やすぞう様へ)
2014-01-24 19:11:44
コメントありがとうございます。


観ようと思ってセレクトした映画ではなかった。
だから、導入の部分は見落としている。
彼らがメトロマニラに到着して、田舎と対比させる煌びやかな都会風景が延々と流れて、もう既にそこで哀しさが予感された。そして悲劇。
観終わったあとの心の重さがなんとも言えなかった。
フィクションだと思っても、これは現実にあり得る、あるからこうして描かれているんだ、と思った。
クライマックスの、鍵の型を抜くという場面をもう一度観たいと思った。そんな展開だったとは、と場面の流れの速さについていけず、22日の再放送を録画して保存することにした。


来月も再放送されますね。

この映画については
のちほどまたブログで少し触れたいと思います。

こうして同じ気持ちになった方がいらっしゃると知って
嬉しく思いました。
ありがとうございます。
返信する
Unknown (やすぞうです)
2014-01-28 08:40:01
受賞作品とは知らず、何の先入観もなく観た映画だったので、奥さんが鍵型を見つけたシーンからの展開に私も驚きました。

オスカーも結局は目先の金の為に犯罪者となるのかと、失望していた矢先のクライマックスシーンだったので、急展開する映画に付いて行くのがやっとでした(^_^;)

私も途中から観たので、来月の再放送で、しっかり見直したいと思います。
教えて頂いて感謝します!

日本での上映は無かったようですね。
不思議です。
返信する
Unknown (Unknown)
2014-01-29 16:39:10
コメントありがとうございます。
再放送は2月19日(水)午前9時から。
お仕事のようでしたら、録画をした方がよいかも。

監視カメラがあるにも拘らず、彼が強行に実行したのは
鍵の型を抜くため。しかし、その行為は死角にして実行していた。
ダミーの、鍵を盗むという行為ははっきりカメラに監視されている。誰も、彼が鍵の型を抜くとは知らない。
他の仕事仲間が、殺された者の遺品を届ける、という習慣をうまく利用しているところが、映画的で見事だった。
もう逃れられない、とわかった上で、彼は妻たちにお金を残す。
切なすぎて、映画ながら、陰鬱になってしまいました。

善人なのに、騙され、裏切られ、自分も染まっていく。
悲しい、悲しい。

多くの人に観てもらいたい。
地上波で放映するのは難しいのでしょうかね。
返信する
Unknown (やすぞう様へ)
2014-01-29 16:41:15
お名前を記入するのを忘れました。
ごめんなさい。
上記のコメントはやすぞう様への返事です。
返信する
Unknown (tonton)
2014-01-30 23:40:41
自分はフィリピンに住んでいたことがあるので、この映画の内容は「驚き」よりも「うん、そうだよねー」という感じなんですけど、こういう国があるんだってことをより多くの日本人が認識してくれればなって思います。
返信する
Unknown (tonton様へ)
2014-01-31 21:35:14
コメントありがとうございます。

あくまでも映画なので
デフォルメされている部分はあるのかもしれませんが
ドキュメンタリー的な要素もあって
哀しみを誘いますね。
現実にあり得る、と思わせる佳作だと思いました。

多くの方々にぜひ観ていただきたい、そう思います。
返信する

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