人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

広上淳一 ✕ 新日本フィルでドヴォルザーク「交響曲第8番」、スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲を聴く ~ 新日本フィル「ジェイド」公演 公開リハーサル

2021年01月30日 07時20分15秒 | 日記

30日(土)。わが家に来てから今日で2312日目を迎え、日本一短い手紙のコンクール「第28回 一筆啓上賞」の入賞者が29日発表されたが、今年のテーマ「笑顔」に5万2805通が集まり、栃木県の嶋崎有子さんが子どもたちに宛てた「迷ったら、笑顔がうまれる方へ、進んで下さい。」など5作品が大賞に選ばれた  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     「迷ったら、餌とおやつがある方へ、進んで下さい」と言われれば笑顔になれるよ

 

         

 

昨日、夕食に「鶏の唐揚げ」と「キャベツの中華スープ」を作りました 栗原はるみ先生による「うまみ醤油」に鶏肉をしっかり漬け込んでから揚げたので、とても美味しくできました 本当はビールが一番なのですが、寒いので焼酎のお湯割りにしました

 

     

 

         

 

昨日、午前10時半から すみだトリフォニーホールで新日本フィルの公開リハーサルがあったので聴きに行きました これは本日=30日14時からサントリーホールで開かれる「ジェイド」シリーズ公演のリハーサルです 本日の本番では①スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲、②パガニーニ「ヴァイオリン協奏曲第1番」(Vn:吉村妃鞠)、③ドヴォルザーク「交響曲第8番ト長調作品88」が演奏されます

ホール入口でパトロネージュ部の登原さんに右手で検温してもらいました 「35度4分です。大丈夫です」。やっぱり36度に届きませんでした 外気が寒いからではなく基礎体温が低い ”冷たい人” なのです

自由席なので1階13列13番、センターブロック左通路側を取りました     ステージ上では楽団員がそれぞれのパートの練習に勤しんでいます     演奏前の混沌とした不協和音、好きです 弦楽奏者は全員マスク着用です。オケは左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスといういつもの新日本フィルの並び。コンマスは西江王子です    オーボエに初めて見る奏者がスタンバイしています。次の首席候補が決まったのでしょうか?   気になるところです

どうやら「第8番」「序曲」の順に演奏するようです

ドヴォルザーク「交響曲第8番ト長調作品88」は、アント二ン・ドヴォルザーク(1841‐1904)が1889年に作曲、1890年にプラハで初演されました 第1楽章「アレグロ・コン・ブリオ」、第2楽章「アダージョ」、第3楽章「アレグレット・グラツィオーソ」、第4楽章「アレグロ・マ・ノン・トロッポ」の4楽章から成ります

黒色の長袖シャツ姿の広上氏が指揮台に上り、さっそくリハーサルに入ります     広上氏は第1楽章から第3楽章までを、それぞれ途中で止めることなく通して演奏させました    第3楽章が終わった時点で、3楽章の中間部について木管楽器に指示を与え、再度演奏を繰り返しました    次いで第4楽章に入りましたが、この楽章も通して演奏させ、終わってから木管楽器を中心に指示を与え、時に自らピアニカでメロディーを吹いて指示を与えました    広上氏は、ときにジョークを言って楽員をリラックスさせながら、短時間で求める音を引き出していました

全曲を通して、フルートの野津雄太、クラリネットの重松希巳江の演奏が際立っており、第4楽章冒頭のトランペット独奏が素晴らしかった    また弦楽セクションの分厚い響きが印象に残りました

ここでちょうど1時間が経過し、5分間の休憩に入りました

広上氏が再度登場しますが、なぜか今度は赤の半袖シャツ姿です     どういう意図があるのかは「本人のみぞ知る」です

後半は歌劇「売られた花嫁」序曲です この歌劇はスメタナ(1824‐1884)が1863年から66年にかけて作曲、1866年にプラハで初演されました

広上氏はこの曲も通して演奏させます 弦楽器の渾身の演奏で音の風圧を感じます 管楽器とのアンサンブルが見事です 色彩感豊かな演奏で聴くと、滅多に演奏されない「売られた花嫁」という歌劇を観てみたくなります

12時前に公開リハーサルは終了しましたが、その後、広上氏へのインタビューが行われました 広上氏は「今回のプログラムは当初、合唱入りのリストの曲(『ダンテの”神曲”による交響曲』)だったのを指揮者交代に伴ってドヴォルザークとスメタナに変更したのですが、第8番は1987年にアムステルダムのコンセルトヘボウ管弦楽団に指揮者デビューした時に取り上げた記念すべき作品です。ドヴォルザークの交響曲は第9番”新世界より”や第8番が人気がありますが、第4,6,7番もそれぞれ素晴らしい曲なので、いつかこれらの曲も取り上げたいと思っています」と話しました また、広上氏は昨年12月に新日本フィルを振って「第九」を演奏しましたが、その時の印象を訊かれ、「あたりまえのことが、あたりまえに出来なくなってしまった時に、何とか合唱の人数を絞ったりして公演に漕ぎつけました オーケストラの皆さんに、ソリストの皆さんに、合唱の皆さんに、そして何より会場に来てくださったお客様に感謝・感謝です そしてこの曲を作ってくれたベートーヴェン先生に感謝です さらに、指揮者はお金持ちにはなれませんが、指揮者として活動できる境遇に感謝です」と語りました

公開リハーサルは、練習風景が見学できるのはもちろんのこと、このように指揮者の言葉が直接聞け、ひいては その人柄も分かるのが良いと思います

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