20日(木).わが家に来てから今日で933日目を迎え,犯罪を計画段階で処罰する「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織的犯罪処罰法の改正案について,衆院法務委員会で安倍首相は「法案は東京五輪に向けた『テロ対策』に有効であり 国際条約を締結する上で早期の成立が必要」と強調したのに対し,廃案を求める民進,共産両党は「捜査機関による監視社会につながる」と批判した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
「共謀罪」でなく「狂暴罪」なら下の動物を取り締まった方がええんでないかい
二代目さくら 二度目の見参!!
昨日,夕食に「鶏手羽元と野菜のスープ」「生野菜とホタテ貝柱のサラダ」「大根の葉のお浸し」を作りました 「鶏手羽元~」の味付けは日本酒と醤油だけですが美味しいです
昨日,内幸町の飯野ビルのエントランスロビーで「ランチタイムコンサート」を聴きました 61回目を迎えた今回の出演はヴァイオリン=小池彩夏さん,ピアノ=物井彩さんです ともに桐朋学園大学音楽学部を卒業しています
プログラムは①エルガー「愛の挨拶」,②モーツアルト「ヴァイオリン協奏曲第5番第1楽章」,③ベートーヴェン「ロマンス第2番」,④ドヴォルザーク「4つの小品」,⑤クライスラー「ドヴォルザークの主題によるスラヴ幻想曲」です
プログラムのラインナップを見ると,技巧的な曲ではなくメロディーラインが美しい曲を並べたという感じがします 小池さんの演奏は,意図した通り,どの曲もメロディーを美しく響かせます 物井さんのピアノもピッタリ寄り添っています 5曲の中ではあまり聴く機会のないドヴォルザークの「4つの小品」が 小粒ながらドヴォルザークらしい輝きのある とても良い作品でした 性格の違う4つの作品の弾き分けも見事でした
いずれどこかのオーケストラに入団したり,今まで以上にソロ活動を広げたりすることがあるかもしれません お二人の名前をしっかりと覚えておこうと思います
5月28日(日)午後3時から上野の東京藝大奏楽堂で開かれる「東京藝大チェンバーオーケストラ第29回演奏会」のチケットを取りました プログラムは①レスピーギ「リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲」,②チャイコフスキー「弦楽のためのセレナード」,③シューマン「交響曲第2番ハ長調」です 指揮はドミトリー・シトコヴェツキ―です 入場料は全席自由で1,500円と格安です
茂木健一郎著「東京藝大物語」(講談社文庫)を読み終わりました 茂木健一郎は1952年東京生まれ.東京大学理学部,法学部を卒業後,同大学院物理学専攻課程修了.理化学研究所,ケンブリッジ大学を経て,ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー.専門は能科学.2005年に「脳と仮想」で第4回小林秀雄賞を受賞しています
正直に告白すると,この本は二宮敦人著「最後の秘境 東京藝大」と間違えて買ってしまった本です 単行本で出てから随分早く文庫化したなあ と思い,買ってから あらためて著者名を確かめると 何とクォリアの茂木健一郎さんではありませんか 後の祭りです が,買って良かったと思います
まず最初に,何故 能科学者の茂木さんが天下の東京藝大を舞台にした小説を書いたのか その答えは 2002年から07年まで茂木さんが東京藝大の非常勤講師を務めていたからです 茂木さんはその当時知り合った個性あふれる美術学部の学生たちが よほど忘れられなかったのでしょう.小説にして残そうと思い立ったようです
感動すると鼻水が出るジャガーこと大打(4浪入学),鳩ばかり描いているハト沼こと蓮沼(一浪入学),思い込んだら一筋,情熱が制御できない杉ちゃんこと杉原・・・といったユニークな学生たちが主人公として登場し,事件を起こします この本の帯に「テンサイかヘンタイか?」とありますが,鼻水をチューブに入れて持ち歩くジャガーや,縄文原人の恰好をして横浜の街を走り回る杉ちゃんらのことを考えれば,間違いなくヘンタイでしょう
茂木先生は 講義の後,学生たちと上野公園の一角(東京都美術館前辺り.藝大生たちが「トビカン」と呼んだ広場で.今は無い)で酒盛りをしていたようです 先生がジャガーに金を渡すと 彼は自転車に乗って酒とつまみを調達してきて みんなで飲みながら芸術論を戦わせていたようです 藝大はいいですね.近くに緑が豊富で広々とした上野公園があって
この小説を読んでいると,若いっていいなあ,と思います バカをやっても許されます