宮城・大川小学校~犠牲者84人の教訓

2017年10月29日 20時57分29秒 | 社会・文化・政治・経済
小さな命の意味を考える会

1 子どもを救う方法は十分あった。
2 地震発生後,校庭に避難し点呼。津波が来るまで校庭待機。
3 移動時間は約1分。わざわざ民家裏の細道を通り,津波が来るのに川に向かっている。
4 避難可能な情報は十分あった。

考察1 当日の避難行動について

■ 移動開始は津波到達の1分前。
■ 狭く,行き止まりのルートを通って,川に向かって移動。
あの状況においては明かな判断ミスです。何がそのようなミスに結びついたのかが検証のポイントです。このことは,震災間もない時期に既に明らかになっており,平成24年10月28日の市教委との話し合いで,遺族有志が明確に指摘し,資料も提出しています。
あの状況においては明かな判断ミスです。何がそのようなミスに結びついたのかが検証のポイントです。このことは,震災間もない時期に既に明らかになっており,平成24年10月28日の市教委との話し合いで,遺族有志が明確に指摘し,資料も提出しています。
震災時の児童数は108人。
校庭に、77、8が残っていたといわれている。
そのうち74人が犠牲になった。
70人が死亡、4人行方不明。
先生方は11人中、10人が亡くなった。
地震発生から51分も校庭に生徒たちを留めていた。
校庭には下校のためのスクールバスも待機していて、バス会社からは運転手に盛んに無線が入っていた。
子どもを乗せて早急に逃げろと。
学校側はバスで逃げる判断をしなかった。
運転手も犠牲となった。
「先生、山に逃げてね」と伝えにきたお母さんもいた。
<シイタケ山>へは2、3分で登れる距離であった。
救えた命、救うべき命、救ってほしい命であった。
山の方へ逃げるべきだと思っていた先生もいた。
しかし、それが組織の意思決定にはならなかった。
なぜなのか。
未来に向けた大切な、本当に大切な教訓である。

考察1 当日の避難行動について
考察2 山について
四つん這い、泥だらけになって山を登った小学校もあります。
登れるかどうかではなく、「なぜ登らなかったのか」を検証すべきです。
山は余震で崩れるかもしれないというのであれば、他の手段を講ずるべきなのですが、その話し合いをした様子はありません。「子どもを預かり守る組織としての意思決定のあり方」が公式には論じられていません。

毎年3月に、シイタケ栽培が行われていた。前年まで3月の恒例行事だった。ここまで登っていれば助かっている。

校庭脇の斜面も低学年の授業で登っている。
体育館裏のシイタケ栽培をしていた山(1分30秒の所まで登れば助かっている)

佐藤敏郎(さとう・としろう)さん:宮城県の女川町、東松島市の中学校教諭として国語、防災を担当。
「小さな命の意味を考える会」代表 震災で当時石巻市立大川小学校6年生の次女が犠牲に。
生年月日: 1963年8月29日出身地:石巻市(旧河北町)生まれ。

科学の発展にふさわい精神的支柱も必要

2017年10月29日 19時44分58秒 | 社会・文化・政治・経済
これからの時代は、あらゆる知識や情報を、人類の幸福と世界平和のために生かし、使いこなしていく<知恵>が、ますます追求される。
また、科学の発展にふさわい精神的支柱も必要になってくる。

一方、活字の役割を改めて重視したい。
人材育成を<人間を磨く>という言葉に置き換えれば、人間力を磨くツールこそ、新聞である。
人類は活字を生み出すことで大きく進歩してきた。
新聞は国民の知的レベルをつくる根幹。
人々を結び世界をつなぐ役割がある。
地方紙は<地域に本格的に貢献する時代>に入った。
<つなぐ力><結ぶ力>が新聞の使命。

いざという時、失敗を恐れ

2017年10月29日 13時09分27秒 | 社会・文化・政治・経済
何があっても負けない。
一人一人が自身の壁を破り、勝利の歴史を語る。
勝負に弱い人は打席に立つと「なぜ打てないのか」と悩んでしまう。
反対に勝負強い人は「どうやったら打てるだろうと」と考える。
すると、相手が見えるようになり、目の前が一気に開けていく。
元プロ野球選手の豊田泰光さん

いざという時、失敗を恐れ、一歩を踏み出せないことがある。
克服べき課題、対峙すべき相手と正面から向き合ってこそ、活路は開かれる。

言葉は人をつり、人生を豊かにする

2017年10月29日 12時39分52秒 | 社会・文化・政治・経済
考える練習

自分の頭の中で実験的に哲学的思考をする。

哲学ってなんだ?
はじめての哲学的思考

哲学は「本質」を洞察することで、その問題を解き明かすための「考え方」を見出す営みだ。
2500年の歴史を持つ哲学は、できるだけ誰もが納得できるような考えに到達するための、力強いさまざまな思考法に満ちている。

良書との出会いが人生を豊かにする。
10月27日~11月9日は「読書週間」

言葉は人をつり、人生を豊かにする。

<書物の中には過去一切の精神が籠っている>
トーマス・カーライル

一冊の本を開けば、そこに世界があり、人生がる。

インターネットで注意したいのは、刹那的・感情的な傾向だ。
真偽が不確かな情報が少なくない。
センセーショナルな作り話を真実のように喧伝する偽二ユースは、その最たる例だ。

ツイッターやラインの<情報の洪水>

この点、古今の名著は、時代や社会の羅針盤として、選び抜かれた存在感を示している。
<朝の読書運動>に取り組む小中学校は2万7000校を超える。

<ふるさと喪失慰謝料>

2017年10月29日 10時27分16秒 | 社会・文化・政治・経済
<犯罪とはなにか>
<犯罪とは法律に書かれていることを実行する行為だ>
法律に書かれていなければ、たとえ社会的に非難されようなことをやっても犯罪として罪に問われることはない、ということだ。しかみ、個人の罪を問うには、その人の行為であることを証拠をもって示さなければならない。
刑法学者の言であるが、時代の変化、人々の価値観の変化に伴い、民事訴訟の分野では、法律の「想定外」だった事案に対する裁判官の視点が、単に法律の条文にしゃくし定規にあてはめて考えるのでなく、救済されるべき被害者の苦難に寄り添う人間性の豊かなものへと変わり始めたと言えよう。
毎日新聞の「深呼吸」柳田邦男さん

原発事故の損害訴訟は、企業経営者や監督責任のある行政組織の幹部に責任があるはずとするが、明確な因果関係を示す証拠は不十分だとして、ほとんど不起訴か無罪となる。
だが、最大の争点は<予見可能>の有無。
そこで、<ふるさと喪失慰謝料>と定義づけて救済する方向となる。
最終的に最高裁が、どのような判断を示すかである。

日本人の政治 センスのなさ

2017年10月29日 09時54分27秒 | 沼田利根の言いたい放題
政治家が信念を持つことは大切だが、同時に政治的なセンスがなければ、その政治家が生き延びて行くことは難しい。
政治的空白を作ろうとする日本人の政治 センスのなさに改めて今回あきれた。

インターネットには、野党への厳しい言辞があふれている。
だが、今の1強多弱の政治の中で、与党側の緩み、たるみ、おごり、緊張感の欠如に国民の厳し目はそれほど向けられていない。
身勝手な安倍晋三首相の解散も批判されていたい。
だから、お灸を据えるような有権者の投票行動もなかった。
それを可能にしたのは小池都知事の<排除>の驕りであった。
また、希望の党は自民党に近い政策から、国民の支持が得られなかったと想われる。
都議選の圧勝と衆議院選挙
【柳の下の泥鰌の解説】
一度柳の木の下でどじょうを捕まえたからといって、いつも柳の木の下にどじょうがいるとは限らないことから、たまたま幸運なことがあったからといって、いつも同じようにそれを得られるわけではないということ。

野党よ、国民よ、目を覚ませ

2017年10月29日 08時57分59秒 | 沼田利根の言いたい放題
わが国に2大政党制が根付かないのは、現実的な選択肢を与野党が国民に提示できないからだ。
特に、現政権とは異なる何を実現するのか、明確なメッセージを伝えられない野党の責任が重い。
良さそうなことを財源の裏付けもなくあれこれ並べるのは公約でも政策でもない。
無責任な夢物語にすぎない。
小手先のアベノミクスは時間稼ぎと負担の先送りだ。
破綻はすぐそこまできている。
希望の党が消費税延期を掲げたのには失望した。
国民のこの先を思うなら、野党は「財源が破綻したら年金も健康保険もなくなる」「弱い者がなお苦しむ」と説明して、増税を訴えるべきだ。
選挙に負けることを恐れて、真実から目を背けてはならない。
野党よ、国民よ、目を覚ませ。
目が覚めて初めて、政権交代への道が開ける。
東京工業大学名誉教授橋爪大三郎さん
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政治はセンスの問題である。
センスとは創造するものだ。
関ヶ原の戦いを想起すれば、答えは明確となる。
徳川軍は自民党・公明党の連合軍
豊臣側はどうか?
ばらばらの戦をしてまとまりがなく敗れべくして敗れたのだ。
歴史に学べば答えは対応も違っていたはず。沼田利根

10月28日(土)のつぶやき

2017年10月29日 03時07分01秒 | 医科・歯科・介護